田村市観光キャンペーンクルーの村越芽生さん、蒲生絢香さん、遠藤リリカさん、白岩真未さん(あぶくま洞 福島県田村市滝根町)

あぶくま洞秋まつり(2020年)

あぶくま洞秋まつり2020
主催 あぶくま洞秋まつり実行委員会(田村市 田村市滝根観光振興公社 滝根町観光協会 ほか)
日時 2020年9月26日(土) 10:00-16:00
   2020年9月27日(日) 10:00-16:00
場所 あぶくま洞(福島県田村市滝根町菅谷東釜山1)
交通 神俣駅(JR磐越東線)から3.6km 小野IC(磐越自動車道・あぶくま高原道路)から11km
 
 
 東京方面からを例とした当地との距離感はこんな感じで、自家用車で訪問する場合は、東北道-あぶくま高原道路経由と、常磐道-磐越道かの2択です。なお、最寄駅から現地までの路線バスはないらしく(タクシーはある 後述)、鉄道の場合は東北新幹線の郡山駅か常磐線のいわき駅あたりでレンタカーを借りることとなりましょう。

 今回もしかるべき方がお出まし予告を、しかも公式アカウントでしておられた模様です。ありがたいことであります。
 


 
 しかしその前に、現地に向かってよいものか、改めて例によりましてコロナウィルスの状況を確認してまいりましょう。
 
日本国のコロナウィルス死者数は東京経済オンラインより, 交通事故は交通事故分析センター発表より(2020年9月末時点)
 醜聞をコロナウィルスの話題で掻き消したい官邸さんとカネで動く族議員さんたちがタッグを組んで強行した不要不急な「GoTo感染急拡大キャンペーン」によって、「第二波」がわざわざ作られている模様ですが、まーだまだ、例年のインフルエンザよりも遥かに劣る新型コロナウィルスごときの弱い毒性では、いくら「GoTo」で頑張っても交通事故を上回るような死者数を発生させることは困難であります。

 つまり、このような自家用車での来場をアテにした催事においては、フライヤーに「安全運転でお越しください」を「コロナウィルス感染防止にご協力を」の1.5倍の大きさで記載するのが正しい。コロナウィルス対策は交通事故対策の3分の2であるのが本来あるべき呼び掛けです。
 
日本国のコロナウィルス死者数は東京経済オンラインより(2020年9月末時点)
 この記事を書いている時点でざっと予測すると、コロナウィルス死者数は年間2000人程度。うち1000人は「軽症者入院」による院内感染と「GoTo感染急拡大キャンペーン」の圧倒的に官邸問題による犠牲者で、騒がずに大人しくしていればコロナウィルス死者は年間1000人程度です。

 そして1人の人気有名人のコロナ重症患者の命を救うためにありとあらゆる手が尽くされていることが大々的に報道され社会の関心を集めている間に、コロナ騒動に掛かりっきりの行政の不作為により2人の名もない人々が交通事故で亡くなり、おざなりにされた10人の名もない人々がインフルで亡くなり、報じられず気付かれないまま20人の名もない人々が自ら命を絶っているのであります。
 
 
日本国コロナウィルス死者数は東洋経済オンラインより, 交通事故は交通事故分析センター発表より, 他は厚労省ウェブサイトより(2020年9月末時点)
 インフルエンザではワクチンや集団予防接種や承認された薬や治療方法があっても健康な若年者が死んでいますが、新型コロナ感染症では健康な若年者は死ぬことがない(海外は別。過去記事参照)。
 
 そして、インフルエンザではワクチンや承認薬がない時代には年26万人が死にましたが、新型コロナ感染症はワクチンや承認薬がないのにも関わらず僅か1千人、官邸さん周辺の愚策込みでも2千人しか死なない。インフルエンザではワクチンや承認薬があっても年間1万人が死んでしまうが、新型コロナ感染症ではワクチンや承認薬がないのにも関わらず1千人(2千人)しか死なない。コロナウィルスの「脅威」の大きさ(小ささ)を正しく理解いたしましょう。

インフルエンザウィルス vs 新型コロナウィルス(日本国における2020年9月末現在)
インフルエンザウィルス 新型コロナウィルス
感染の経路と仕組み 直接、付着物接触、または飛沫感染。鼻や喉の粘膜から インフルエンザと同じ。違いは感染可能潜伏期間と体外排出後死滅時間の大小のみ
ウィルスの感染力 密閉空間でマスクなしだと少し離れた場所にいる人も感染させるなど結構強い インフルエンザと同じ。コロナウィルスがインフルウィルスに対して特に感染力が強いわけではない
生活習慣による予防法 外出後、食事前の手洗い、洗顔。使用後の清掃、換気。多人数がいる悪空調の狭隘室内でのマスク着用など インフルエンザと同じ。コロナウィルスに特化して加わる予防法があるわけではない。元々(2019年またはそれ以前から)インフル流行時の生活習慣として出来ている人は、去年と同じものを継続すればよいだけ。去年まで密集行列を強要したり利用者数に見合う手洗い所設置や換気をサボったりしていた公共施設、娯楽施設、鉄道、船舶、ビルなどは、従来からすべき衛生管理をしっかりやり改善すればよい
医療による予防法 ワクチン接種。ただしすべての人に対して適用というわけではない。予防効果があるのは70%程度 なし。ただしワクチンができてもインフルと同じですべての人に対して適用というわけではない。ワクチンができても突貫開発ならば当初の性能は低いため、適用対象と予防効果は限定的で副作用も未知数と考えるのが一般的
軽症時の治療法 承認薬投与 未承認薬投与。知られて間もないウィルス感染症なので薬が承認されていないというだけで、治療薬自体はある
発症後の予後 ほとんどの人が軽症で回復。ただし持病あり(長期喫煙や肥満等の未診断を含む)や高齢の場合には重症化して肺炎を誘発するリスクが高くなる インフルエンザと同じ。持病高齢者が重症化肺炎になるリスクは100年以上前から存在している。今年になって大騒ぎすることではない
重症化肺炎の治療法 酸素吸入、人工呼吸器。体外人工心肺(ECMO)はよっぽどのことがないと使用しない(=生死を患者の体力に委ねるのが基本) 酸素吸入、人工呼吸器、ECMO(コロナ感染症患者は積極的にECMOを使い徹底的に救命=インフルよりも優遇される)
重症化肺炎回復後 息苦しさや数年間持久走などの運動ができないなどの後遺症が残ることがある インフルエンザと同じ。コロナ感染症だけが辛く苦しいわけではない。コロナ感染症だけが重い後遺症を残すわけでもない
若年者に対する毒性 健康な若年者や子供でも死亡することがある 健康な若年者や子供が死亡することはない。若年死者は健康状態が相当悪いか健康状態(体型等含む)秘匿の数名に限られる。重症化例も、健康状態が相当に悪いか、軽症であるのに大事を取ってICUに移したため重症者にカウントされるなどが疑われる例に限られる

 インフルウィルスと感染力も感染メカニズムも同等で、インフルよりも遥かに小さい脅威である新型コロナウィルスでは、昨年のインフルエンザの時期に行っていたものを超えるような「新生活習慣(笑)」のごとき過剰な感染防止対策は、正しくは必要がないのであります。

インフルエンザウィルス 新型コロナウィルス
年間感染者数 1千万人(厚労省推計) ?(善良な専門家間でも幅があり不明。当サイト推測では200万 – 400万人)
致死率 0.1% – 0.05%(厚労省推計) 集団感染発生当時は2%。当サイトはPCR検査数増加とECMO救命の普及により0.5% – 0.2% など次第にインフルと同程度になると予想。実際、ここ数か月は多めに見積もっても1%程度にまで下がって来ている。今後もさらに下がるとする善良な専門家は多い。仮に年内に400万人が感染して2000人死ぬとすると、致死率は0.05%とインフル以下になる
承認治療薬や承認ワクチンがない場合の年間死者数 26万人(スペイン風邪=スペインフルの第1波。翌年の第2波を含めると38万人) 1千人-2千人(2020年予測)
大きく見積もってもコロナウィルスの殺人能力(≒毒性×感染拡大力)は、インフルウィルスの100分の1程度に過ぎない
承認治療薬、承認治療法、承認ワクチンがある場合の年間死者数 1万人(厚労省推計)
確立された予防法や薬や治療法があっても、高リスクの人は助からない
? (どうなる?)
当サイトの予想では、突貫開発されたワクチンができても大して死者数削減に貢献せず、むしろ感染獲得した免疫による死者削減効果のほうが十分に大きくなる。
今後コロナ感染症の予防法や薬や治療法が確立したとしても、発症する人は発症する。回復する人は回復するが、高リスクの人はそうではない。インフルエンザと同じ

 当サイトは急造ワクチンなんてできても、はっきり申しまして打たれたくありません(理由は過去記事の通り 笑)。もし致死率80%とかの噂があったエボラ出血熱に罹患したらイチかバチかの抗体移植を頼みたいとは思いますが、弱っちいコロナウィルスごときにそれはないでしょう(でも、エボラ出血熱並の毒性と間違ったまま過剰防疫体制を敷いている「専門家」さんがいつまでーーーも居座っている以上、今後日本もどうなるかわかりませんねえ‥)。

 いずれにしましても、国や自治体が注力すべきは生活習慣病、自殺、インフル、結核、交通事故などのより危険で大きな脅威による死亡の防止対策であって、決して不要とは言いませんが、コロナウィルスごときの対策なんぞは、結核の半分の啓発、インフルの10分の1のカネ、自殺の20分の1の労力で十分なのです。
 
 
 以上、最新の状況を見回っても半年間お上は何ら進歩していないことが把握できましたが、地域では表向き官邸さん御用の忖度専門家さんの提言に従って内心馬鹿馬鹿しいと思いつつも無駄で過剰な感染防止対策をしつつ催事を開催する例がようやく見られるようになってまいりました。ここ「あぶくま洞」もまたしかりで、とにかくも開催していただくことはまこと喜ばしいことであります。

 ということで現地へ向かうのであります。
 
あぶくま洞への連絡道路の入路(福島県田村市)
 山沿いは小雨が降っていますが、開場時には晴れてまいります。なお、「滝根町」は田村郡内の町村との合併で田村市となりましたが、観光協会の統合はされておらず「滝根町観光協会」のまま現存しています。

 えー、そして公式サイトには催事開催時の駐車場の案内が見当たりませんでしたので、僭越ながらこちらに園地内の現地案内板に加筆したものを示させていただきます。

あぶくま洞の「秋まつり」催事開催時の昼ごろの状況(赤文字は当サイト加筆)
あぶくま洞の「秋まつり」催事開催時の昼ごろの状況(赤文字は当サイト加筆)


 帰路に就いた13:00頃には好天となり渋滞もできていまして、1kmほどびっちり数珠繋ぎな状態です(車列最後尾まで下のGoogle地図によると850メートル)。
 
 会場最寄の第二駐車場(第2P)にこだわる車列をパスして第三・第四駐車場でもいい車を優先通行させるような分離ができておらず(急傾斜地のつづら折りの坂道が続くことから容易ではない模様)、さらには、午前中で引き上げた車も多く第2Pには結構な空区画ができているのですが、それを把握する人員や術(無線機、手旗など)が足りていないようでありました。なお、第1Pは出展者出演者来賓専用、団体バス駐車場はステージ&観覧場所となっており使用できません。
 

 このような来場者集中は年に数回あるかないかでしょうから改善は期待できず、早く到着する以外の大渋滞回避方法はなさそうです。ネットに残る情報によりますと、昔は紅白歌合戦出場級の大物芸能人がやって来るようなイベントが春夏秋冬に行われていたようで、そのような頃には路線バスがあったものと想像します。

 裏道を使って渋滞の反対側から訪れるという裏ワザもないわけではないようなのですが、
 

 
‥抜け道となる道路はこんな感じみたいでして、Google社StreetViewカメラ搭載のプリウスは果敢にも突っ込んでいったのでしょうけど、下手くそな当サイトはとても通行する意気地はありません(対向車が来たら死んだフリすると思う笑)。JR磐越東線(いわき-郡山)の神俣駅にタクシーが常駐しており(訪問時は2台稼働)、それを使うという手もあるにはあり、うまく渋滞回避してくれるのかも知れないです。でも復路の電話呼び出しまで考えると料金は相当になるだろうなあ。

 付け加えますと、今回は「EVスタンド」が「コロナウィルス感染被疑者検出場(笑)」(後述)のスペースとして使用されていました。今後しばらくは「催事開催時にはEV車の充電は困難」と考えていたほうがいいかも知れません。

 以上、あぶくま洞の「秋まつり」(「春まつり」も同様と推測)の今後のご訪問の際の参考となりましたら幸いです。

 
放射線量を計測表示する固定式の線量計(あぶくま洞 福島県田村市)
 線量計(モニタリングポスト)も設置されています。今は原発から遠く離れた地方と同等の線量に落ち着いていますが、東京電力福島第一原発の爆発事故後は、内陸側中通りの郡山市でも線量が高くなっていたので、より同原発に近いこの近辺の農産物畜産物も、事故後しばらくは実被害、線量低下後も風評被害にさぞ苦しめられていた(いる)と察します。

 飛行機に乗ったり海岸で日光浴するときに浴びる放射線量に比較して遥かに小さい線量の全数検査済or屋根付き倉庫備蓄or会津産のコメでも「フクシマの放射能汚染米」呼ばわりされて売れなくなるのが原発事故の「風評被害」、インフルエンザよりも遥かに小さいリスクでもお上から「一斉休校」「何でもかんでも自粛」「人との接触8割減」「新生活」が強要され、従わない者にはコロナ自警団から容赦ない誹謗中傷が浴びせられるのがコロナウィルスの「風評脅威」であります。

There were two nuclear plants located near the coast in Fukushima prefecture; the tsunami breached with ease some of…

The Economistさんの投稿 2016年3月10日木曜日

 原発事故の際には、地震や津波などの自然災害のせいにして責任を逃れようとする人たちが見られましたが、同様に、今のコロナウィルスという無生物のせいにしようとする人たちが醜穢に感じます。「震災からの復興」とか言い出して、「人災」がすり替えられてしまっていたと同様、地域のお祭りがことごとく潰されてしまうのは圧倒的に人が悪いからなのに、罪のないウィルスのせいにしてしまう責任転嫁型スローガンに騙されっ放しです。「コロナに負けるな」ではなく「コロナ自警団に負けるな」。「コロナウィルスの影響で」ではなく「同調圧力の影響で」。「感染拡大による被害」ではなく「風評脅威拡大による被害」。「疫病退散」ではなく「疫病神の『専門家』退散」。「コロナウィルス禍」ではなく「過剰防疫体制禍」であります。
 
 そして会場に入るのでありますが、もちろん、コロナウィルス感染被疑者検出場で「コロナウィルス検問」が実施されております。
 
 
コロナウィルス検問が実施される「あぶくま洞2020秋まつり」の入場口
 地上設置のビデオサーモセンサー(顔認証スクリーニング)の次は手持ち非接触検温器による2重チェックと、体温測定は厳重なものとなっています。さらに強制手指消毒の後、連絡先と氏名を入場者名簿に記入します。数か月前には当サイトのイラストのネタとして笑っていたことが、まさに現実のものになっている昨今であります。

 長い期間を経てコロナウィルス風評脅威が払拭されるまでは、斯様な「コロナウィルス検問」は、「専門家」をいつまでも信じる人たちや「専門家」を謀略に利用している人たちからの圧力を軽減するためのパフォーマンスとして、実施を強いられることとなりそうです。
 
 
「あぶくま洞2020秋まつり」の入場口(福島県田村市)
 後から知ったのですが、メジャーな芸能事務所に所属する「四千頭身」と仰せの芸人さんが地元で相当な人気らしく、その芸人さんの目当てのお客さんで出演時刻前に渋滞が発生していたらしいです。地元紙さんも記事掲載していた模様です。

 来場者数は、最近までの福島県産米のごとく「全数検査(笑)」をしているので、催事主催者さんが保存する名簿の人数から正確な実数が出てくることでしょう。ただし、1-2時間以下の滞在で出場するお客さんも結構いて、入出場の時刻までは記録されていないので、実際の滞在者数は把握されていないと思います。芸人さんの出演直前でピークに近いと思われる時刻の滞在者数は、洞内は不明ながら高い所から目に見える範囲の目測では、3千人まではいっていないが1千人はゆうに超えていると言ったところで、ざっと2千人くらいです。これは駐車場の収容台数と混雑状況からも矛盾ない数字です。
 
 
「あぶくま洞2020秋まつり」の出店の様子(福島県田村市)
 おや、急に出店前の人通りが減少してきました。これは、場内の人の大部分がステージ前の観覧場所に移動したためです。
 
 
「あぶくま洞2020秋まつり」の場内のステージ前の様子(福島県田村市)
 スタッフさんが頻繁に「3密回避のため人と人との間隔を空けて‥」(棒読み(笑))と声を掛けて回っておられますが、ま、パフォーマンスってことで。

 なお、芸人さんの出演中はステージ方向への撮影禁止の制限が掛かっていたので、あぶくま洞を運営する公社さんの公式アカウントの写真を引用させていただきます。
 

 この方々は「ぺんぎんナッツ」と仰せの芸人さんと思いますが、「四千頭身」の登場時には、さらに人を集めておられます。リモートやらオンラインとか言う偽物ではないこのような本当の催事開催を待ち望んでいたご家族がどれだけ多かったのかを、リアルに感じさせていただいた次第です(誤解ないよう付け加えると、左右は写真でご覧のように詰まっていますが、前後は1mくらいの間隔があり、ディ◯゛ニーのアトラクション前で無理に作らされる密集行列のようなぎゅうぎゅう詰めということではありません)。

収容人数の50%以下の入場者数の制限下で行われるプロ野球(横浜DeNA戦 神宮球場)
収容人数の50%以下の入場者数の制限下で行われるプロ野球(横浜DeNA戦 神宮球場)


 この記事を書いている時点では、プロ野球(NPB)の観客数は球場収容人数の半分以下に規制されているのですが、ビジターの鳴り物(打楽器や録音再生は解禁されている)やゴミを増やすだけの風船がないのはいいとしても、客席がスカスカ過ぎて間延びした感じです。やはり興行である以上は、客席はこの祭りのような賑わいがあったほうが盛り上がります。

 さて、同規模の催事が他のご当地さんでも開催できるかどうか気になるところです。
 
 あぶくま洞は採石場の跡地で、周辺に住宅や耕作地や事業所がない人里離れた場所にありますが、寿司詰めのシャトルバスに詰め込まれることもないので、コロナ自警団さんに車内感染と騒がれる恐れもなく安心です。

 
「あぶくま洞2020秋まつり」開催時の駐車場の様子(福島県田村市)
 元々、団体バスが何台も来てもさばける数の手洗い場(トイレ)があったようでして、長蛇の列は発生していないので、衛生上の問題はないです。また、3千人を超えると、トイレのみならずコロナウィルス検問にも長蛇の列が発生する可能性がありますが、駐車場の待ち渋滞がボトルネックとなることで、キャパシティ超の来場者集中となることが防げています(不便な場所にある立地が滞在者数適正化に役立っていると言えます)。
 
 ということで、総来場者数はどうあれ、滞在者数が2-3千人程度の規模に抑えられるという条件では、著名観光施設や大型公共施設の敷地または隣接であれば、余裕で催事開催可能と思いました。

 と長くなりましたが、ここまではほんのプロローグであります。
 
 本題までたいへん長らくお待たせいたしましたが、
 
 おおー。
 
 
田村市観光キャンペーンクルーの村越芽生さん(あぶくま洞 福島県田村市)
 第8期(2020-2021)田村市観光キャンペーンクルー 村越芽生さん

 早速降臨しておられます。
 
 なお、キャンペーンクルーさんは、
 
 
村越芽生さんは田村市観光キャンペーンクルーとしてフェイスシールドを着用し福島県田村市の観光資源をPR(あぶくま洞 福島県田村市)
‥このようなフェイスシールド着用が求められています。眼鏡タイプの製品なので何かとても知的に見えて萌えなくもないです。
 
 しかし、当サイトごときの素人撮影であればともかく、

‥ブーブー仰せの通り(笑)、芸能人の方と撮影するときくらいはフェイスシールドを外してもいいのではないかと思ったのですが、今回は(恐らく当面)、片時もフェイスシールドを外さないように厳命しているとのことです。

 仮に、クルーさんやスタッフさんに複数の感染者が出た場合は(実際には市街地における偶然の市中感染であっても)、写真を見ただけのコロナ自警団さんの格好の餌食となり「マスクをせずに記念写真撮ってクラスター感染」とか騒がれる可能性があることを恐れているのであれば、致し方ないと言えましょう。ウィルス対策よりもコロナクレイマー対策のために労力を割かれ緊張を強いられる、至極面倒な世の中となっております。
 
 
田村市観光キャンペーンクルーの村越芽生さんは「みやこじスイーツゆい(都路町商工会)」の出店にて販売支援中(あぶくま洞)
 地元産鶏卵利用の洋菓子を扱う「みやこじスイーツゆい」という出店前で販売支援をしておられます。多くの出店があるのに(フライヤーによると各日17店)なぜこの店だけキャンペーンクルーさん付きの特別待遇なのかは分かりませんでしたが、例えば、市の地場産品支援事業としての要件を満たしたとか、一定数以上(あるいは障碍者)の雇用を創出した場合のインセンティブ制度があるのかと、この時点では想像しました。
 
 帰って調べましたところ、「みやこじスイーツゆい」は都路町商工会が立ち上げたショップとなっています。登記上は会社か個人事業になっているのかもしれませんが、商工会ってそういうこともできるのかと勉強させていただいたのと同時に、観光協会だけでなく商工会も旧町村域でバラバラなところに田村市の発展途上を感じたのであります。

田村市の旧町村の配置図(境界線は結構アバウトです)
田村市の旧町村の配置図(境界線は結構アバウトです)


 そう言えば「都路地区」(旧・都路村=田村市都路町)は、原発事故関連のニュースに一時期頻繁に出ていました。現在は除染も一通り済んで避難指示も解除されていますが(市公式サイトによると2014年4月解除)、実被害後の風評被害からの復興支援という面もあるのかも知れません。
 
 加えて、福島県の「被災事業者自立支援事業費補助金(事業再開・帰還促進基金)」というのが来年3月まで(延長される可能性あり)あり、当サイトに関係する市町村では、田村市のほか南相馬市が対象となっています。これは復興庁のサイトほかによると、人口回帰が進まず行き場を失った国民負担の復興特別税が→復興庁→経産省→を経て福島県の基金となり、市町村はそれを地域振興に使えるというものです。

 まつりのフライヤーによると、田村市さんではその基金を「秋まつり」の催事開催費用にもうまく活用しておられるようでして、風評被害だけでお祭りイベントが全くない所になんか戻って住みたいとは誰も思わないでしょうから、お金の使い道としては至極妥当なものと存じます。都路地区の被害で催事開催費用が助かっているのであるから、販売支援でのお返しでバーターするというのも理にかなっています。

 あと、これ重要ですが、「シフォンケーキ」とてもおいしかったです。
 

「みやこじスイーツゆい(都路町商工会)」の「あぶくま洞秋まつり」での出店の様子(田村市)
 そして正午ごろにはダントツの早さで全商品完売であります。恐らく昨日土曜日の売れ行きを参考に今日の10:00-16:00に売れる数を予測して入荷数を決めたものと察しますが、人気芸人さんによる来場者数激増とキャンペーンクルーさんの販促力が、予測の3倍のスピードで売り切ったものと思います。見事であります(お店としては「こんなに売れるなら倍以上造っておくんだった」とか思ってるかも知れませんが笑。ただしケーキはケミカルな保存料が使われていない高級仕様であるため、作り置きも難しいでしょう。そこにまた価値があるのですが)。来訪者数の増やし役と購入への結び付け役が共に最大限に仕事を果たされると斯様な結果を生むのであるという販売の仕組みを目の当たりにし、改めて勉強させていただいた次第です。

 
「みやこじスイーツゆい」(福島県田村市)の「シフォンケーキ」(「あぶくま洞秋まつり」にて購入) 嬉しがっているだけでなく冷静に考えてみると、「営業自粛」、「外出自粛」、「県間移動自粛」、「イベント開催自粛」、「新生活習慣」のような同調強要圧力は、このような、バーチャル開催なんかでは絶対に得ることができない、無名かつ小さいながらも腕と味が確かな上質なお店屋さんと、目と舌が確かな上質なお客さんとが接する機会を、いったいどれだけ奪ってきたのかと。まさに「君は地域のお祭りイベントが無くても大丈夫かもしれない、でも君にとって大切な人は大丈夫じゃないかもしれない」であります(ちょっと違ったっけ笑?)

菅首相の東京電力福島第一
原発視察を報じる新聞(福島民友 2020年9月27日付)
菅首相の東京電力福島第一原発視察を報じる新聞(福島民友 2020年9月27日付)「処理水」については過去の記事を参照


 昨日(2020年9月26日)に菅首相が福島県を訪れたことが、この日の地元2紙の1面となっていました。急増するウィルス感染死する人の命と引き換えに宿泊業と超大手だけの旅行業&広告業に富を集中させる「GoTo」よりも先にすべき大切な施策があることを、果たして気付いてくれるのでありましょうか。

 と、申しますのも、福島県内の公共プロモーションガールの当記事を書いている時点の現況は以下のようになっています。

県域 うつくしまライシーホワイト*1
 募集中止。過去の就任者(OG)での活動となる見込み。
福島市ほか 福島ミスピーチ*2
 募集実施し、最終選考を非公開に変更して準備が進められていたが、不要不急な緊急事態宣言の延長を受けて『日程的に活動開始までに研修を完了できない』と断念。47名の応募は無効となり、OGでの活動となる見込み。
福島市飯坂町地区 飯坂温泉キャンペーンレディ*3
 活動は見られず。
郡山市 ミスうねめ(ミス郡山)*2
 例年通り応募を受け付けていたが、コロナ騒動により運営資金確保困難になったと見られ、「うねめまつり」の中止とともに募集中止された。采女供養祭は神事のみ無観客で開催され、前年ミス1名のみでの出演。
郡山市熱海町地区 ミス萩姫
 祭事の「ミス萩姫」としての出演のみで、「萩姫キャンペーンクルー」としての観光PRへの従事は確認されていない。また、2020年は公募を断念し非公募選出したものと見られる。
いわき市 サンシャインガイドいわき
 様子を見て例年より約2か月募集開始時期を遅らせて応募を受け付けていたが、不要不急な緊急事態宣言の延長を受けて中止された。当面任期延長もなく不在となる模様。
白河市 白河観光キャンペーンクルー*3
 活動は見られず。
須賀川市 牡丹キャンペーンクルー
 例年通り募集され選考にこぎ着けたものの、コロナ騒動の被害を受けスポンサーは既に弱体化していたと見られ2020年の賞品額面は5万円にまで低下(2013年は15万円)し、さらに家への閉じ込め政策のせいで市内の大学、店舗、事業所に貼り出される募集ポスターが目に触れることもなくなり、「3名程度」の募集に対し、選考会に出席したのはわずか3名であったと伝えられる。
須賀川市・白河市ほか 夢ガールキャンペーン隊*1*3
 活動機会減少を見越して前年より1名減員されたが、それでも大手スーパーマーケットが試食宣伝の全面中止に踏み切ったため、活動機会は消滅した模様。
二本松市 菊むすめ
 例年通り応募を受け付けていたが、不要不急な緊急事態宣言の延長を受けて「二本松の菊人形」が中止に。「菊人形」が中止になれば菊むすめの維持も困難と見て募集中止となった模様。
田村市 田村市観光キャンペーンクルー
 県内で唯一、前年度と同等(以上)の待遇と例年通りの募集日程で選出にまで至った。

南相馬市 野馬追の里キャンペーンスタッフ
 例年通り応募を受け付けていたが、コロナ騒動により組織弱体化され機能停止したと見られ、選考については音沙汰なし。
桑折町 桑折町スマイルピーチ
 応募を受け付けていたが、不要不急な緊急事態宣言の延長を受け活動機会の目途が立たないとして募集を途中で中止。現時点は過去就任者での活動もない。
只見町 雪むすめ
 例年の募集時期にも何ら告知なし。コロナ騒動により組織弱体化され機能停止していると見られる。「只見ふるさとの雪まつり」の開催も絶望的。
会津若松市 会津キャンペーンクルー
 複数年任期で2020年は非改選年のため募集なし。同年度は休眠状態となると見られる。
西会津町 にしあいづ観光クルー
 複数年任期で2020年は非改選年のため募集なし。同年度は休眠状態となると見られる。
会津坂下町 坂下小町
 例年の募集時期にも何ら告知なし。コロナ騒動により組織弱体化され機能停止していると見られる。
会津美里町 会津美里町キャンペーンクルー
 例年通り応募を受け付けていたが、コロナ騒動により組織弱体化され機能停止したと見られ、選考については音沙汰なし。

*1 観光系ではない。
*2 観光系ではないが一部観光系団体の「出資」がある。
*3 主催団体職員や事業所等推薦による非公募。

 県内ありとあらゆる集客催事とそのPRがもうズタボロとなってまして、「GoTo」の恩恵を受ける大手旅行業とホテルチェーン以外の観光業は滅亡間近、地域の営みは風前の灯となっている模様です。
 
 そんな中で田村市のキャンペーンクルーさんは今日こうして無事に御成りあそばされておりますが、これは県内唯一の「地方自治体直轄&単独主催のキャンペーンクルー」であることが幸いしたようであります。
 
 商工会も観光協会も旧町村域ごとにバラバラで小規模、ならば地域の商工振興催事や観光資源の宣伝は市役所がやらねば誰がやる、という事情が田村市にはあったのだと思いますが、とにかくも、地域の多くの小規模事業者さんが事業停止やそれに近い状態となっても、市長さんが高額入札の便宜を図った除染業者さんからのキャッシュバック(笑)を使って市が税金でキャンペーンクルーを選考し任用にまでこぎ着けることが可能なのでありました。

 しかし一方では、

【今年のうねめまつり!】
 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、主な事業は中止といたしましたが、うねめまつりの歴史を途絶えさせることなく、次年度に繋げるとともに、「Withコロナ」に配慮したかたちで開催いたします。

1 竹提灯を装飾

郡山市役所(Koriyama City)さんの投稿 2020年7月31日金曜日

‥昨年までは田村市よりも断然お金持ちだったお隣の郡山市の商工団体さんなんかは、今年は一転してもう「ミスうねめ」に賞品すら出せなくなり、宙に浮いた衣装を展示するだけで精一杯となってしまったわけで(それどころか、自分らが持続化給付金で何とか食い繋いでいる状態ですから)。
 
 このような傾向は全国でも見られまして、商工会議所や商工会の単独主催、あるいはそれに近い構成の実行委が主催する公共ミスは、コロナ騒動後はほぼ募集停止か選考中止、コロナ騒動前に選出済みだった場合は放置プレイとなっています。例外は、競艇競輪などの堅調な金づるを持っているご当地さんなど数件のみです。
 
 観光系もまた然りで、観光団体の自力主体の「観光協会ミス」は、ごく僅かの国際的著名観光地を除きほぼ全滅。ただし元々市役所からの補助金を丸ごとアテにしている「市設ミス(公設民営ミス)」は、協賛社が逃げようが地元の催事が全滅しようがお構いなく気合と根性で募集選考する傾向が高いといったところで、明暗が分かれています(一度獲得した予算は何が何でも執行するのが公共団体の使命)。福島県で後者に該当するのが須賀川市の「牡丹キャンペーンクルー」であると思います。
 
 
田村市観光キャンペーンクルーの白岩真未さん、蒲生絢香さん、遠藤リリカさん、村越芽生さん(あぶくま洞 福島県田村市)
 いずれにしましても、「しかるべき方々のお出まし」、「飲食とスイーツand/orジェラートと土産物の出店」、「ステージでの演舞演芸楽曲の披露と観光&名産品の宣伝」の3者が伴って対面(ライブ)で行われることによって初めて「祭り」とか「フェスティバル」と言えるのでありまして、もし一つでも欠けるならば、わざわざ大切なお金と時間を使ってまで訪問したいという動機を生むことはありません。そこへ三位一体の催事開催にて一発で回答された田村市さんには激しく萌えであります。
 
 ところで、前回の記事ではお衣裳となる制服について触れましたが、今年度の田村市観光キャンペーンクルーで採用されたモデルも「U-FACTORY A50690」であります。色違い(黄橙)の「A50691」と合わせての採用数は今シーズンだけでも20件近くと、恐るべし人気です
 
 
田村市観光キャンペーンクルーの白岩真未さん(あぶくま洞 福島県田村市)
 第8期(2020-2021)田村市観光キャンペーンクルー 白岩真未さん
 
 公式サイトによりますと、抽選会の受付をなさっていたこちらの方は、先代「第7期」からの連続選出となっています。ということは、先代の制服も所有しておられるわけで、今期もしっかり4名分の制服代の予算を確保して執行する(しかも今年はタスキも新品)田村市さん素晴らしきでありますが、先代は秋冬服のみの支給とし、夏場はジャケットなし(盛夏は浴衣)で凌いでいたようであります。


 今回購入されたのが春夏服なので、これでようやく四季を通じて快適‥になると思ったのですが、新任の方の冬場はどうなるのかな? 本来の任期開始は6月で、その頃は「間もなくコロナ騒動は収まるだろう」という読みであったのかもしれませんが、高原の地では既に肌寒い9月の終わりになってようやく春夏服で今期初のお出ましになられたという。
 
 なお、苗字が変わっていたためしばらく気付きませんでしたが、「みやこじスイーツゆい」の販促をされていた方も「第7期」から引き続きの就任でおられるようで、4人のうち継続(正確にはいったん任期満了として再選出と見られる)2人の安定強力な体制となっている模様です。
 
 
田村市観光キャンペーンクルーの遠藤リリカさん 後方は蒲生絢香さん(あぶくま洞秋まつり2020 福島県田村市)
 第8期(2020-2021)田村市観光キャンペーンクルー 遠藤リリカさん 後方は蒲生絢香さん
 
 新規就任のお二人の人前での活動はこの日が初めてと仰せでしたが、こちらは明かに普段のお仕事で慣れておられると見られ、至極安定のMCであります。

 それとは対照的に、
 
田村市観光キャンペーンクルーの蒲生絢香さん(あぶくま洞2020秋まつり 福島県田村市)
‥こちら唯一の学生さんの「とても緊張しております」とか言ってさらに自分を緊張させてしまうという素人感にも観衆はまた受けるのであります。
 
 市民の方へのお披露目の機会がコロナ過剰防疫体制禍によってここまで延びてしまい、たまたまタイミングがこの催事になったという話なのかも知れませんが、いずれにしても、初めてのお出ましを人気芸人さんの登場を待つ大観衆を前にしたステージ上にするという、その無茶振り的なスパルタ教育を施すキャンペーンクルー事務局さん萌えであります。大都会の屋外グルメイベントのPRステージでもこれを超える観客数にはならないので、もうどこへ行っても生放送出演でも怖いものなしで立ち回られることでありましょう。
 
 
田村市観光キャンペーンクルーの蒲生絢香さん(あぶくま洞2020秋まつり 福島県田村市)
 そして、当地の血気お盛んなお嬢さま方であれば、地元のみならず東京や奈良といった県外での活動機会も多い郡山市の「ミスうねめ」を志望することが多いと想像するところ、多少遅れながらもキャンペーンクルー活動機会創出に尽力する田村市のほうを選択されたことは、大正解だったと言えましょう。
 
 
 ただ、次の田村市さんにおける催事の開催も容易ではないようでして、例年ならば秋には市内各地で「商工祭」や「文化祭」、冬には天文台の「スターライトフェスティバル」、鍾乳洞の「ウィンターフェスタ」やその宣伝と様々な行事があるそうですが、今年はコロナウィルス風評脅威拡大の影響を受けて、ほぼ白紙となっていると見られます。

田村市観光キャンペーンクルーの村越芽生さん、蒲生絢香さん、遠藤リリカさん、白岩真未さん(あぶくま洞 福島県田村市滝根町)
第8期(2020-2021)田村市観光キャンペーンクルーの村越芽生さん、蒲生絢香さん、遠藤リリカさん、白岩真未さん(あぶくま洞 福島県田村市)


 当面の間は、開催の有無や形態も、しかるべき方々のお出ましも、恐らく直前に決まることになると想像しますが、このような田村市における集客催事開催とその成功が、まだ勇気を持てない他の自治体さんに刺激を与えることをちょっと期待する当サイトであります。
 
 近年のデキる識者さんには、「リスク」を「危険」とは訳さずに「不確実性」とする人が多くなってまいりまして、これは、事態が悪くなる可能性もあるが良いことになる可能性もあるという双方の意味合いを持っているという考え方によるものと思います。

 クリスマス、忘年会、帰省、お正月、成人式と、戦後数十年間に渡って、様々な行事に行われる催事が色々な出来事を生み出して多くの人に富や幸をもたらしてきたものと思いますが、その過程の人々の集散や移動に伴ってウィルスが拡散し、昨年(2019年)まで毎年1万人がインフルエンザで命を落としています。
 
 もし、巷のコロナウィルス騒動のように「一人の感染者も出してはならない」「一人でも死者が出たら大騒ぎ」というような考え方であったならば、年末年始の好況感も幸福感も一切なかったわけです。

 いわゆる「ゼロリスク」を求める「新生活習慣」や「ガイドライン」の遵守強要は、傀儡の「専門家」の方々と彼らを利用して悪さをする人たちを喜ばせるが、その代わりに、市井の人々に富や幸福をもたらす可能性をもゼロにしてしまうということです。
 
 例えば、田村市の「あぶくま洞秋まつり」の開催に尽力された方々や、大勢のお客さんは、いずれも、何らかのリスクと引き換えに、何か大きな物を得ている。

 一方で、未だにお上やコロナ自警団に言われたまま「コロナの影響でイベントは全部中止します」のご当地さんは、リスクはゼロにできるが、何も得られない。

 巨大都市or著名観光地以外の小規模事業者さんは、一連の感染拡大防止を理由とする自粛同調圧力によって痛めつけられ、既にノックアウトかその寸前なので、多くはもう自力での行動は難しい。田村市さんのように行政がリスクを負ってリアルな催事を開催する勇気を持って欲しいところです。