がくてつ機関車ひろば完成記念イベント
主催 岳南電車
(1)電気機関車の車内開放
(2)機関車ミニガイド
(3)特設売店
(4)軽食コーナー
(5)ライトアップ撮影会
日時 2021年8月21日(土) 10:00-16:00 18:30-21:10
場所 がくてつ機関車ひろば(静岡県富士市富士岡551-2)
交通 岳南富士岡駅(岳南電車岳南線)すぐ
そもそも岳南電車とは何ぞやということでありますが、東海道本線の吉原駅(富士市)からの終点まで20分ほどの短い地方鉄道であります。すべての駅は富士市内にあります。Wikipediaによりますと、岳南鉄道が富士急の子会社となっていて、岳南鉄道は現在は不動産と持ち株専業で、その岳南鉄道から分社した鉄道会社が岳南電車ということであります。しかるに、略称は「かくでん」ではなく従来からの「がくてつ」となっているのでした。
なお、終点の岳南江尾(がくなんえのお)駅は、すぐそばを東海道新幹線が走っていまして、駅前に飲食店どころか商店すらないその寂しい終着駅は、新幹線の海側車窓からもちらりと見えます。
もし新幹線の新富士駅をここに作っていたならば、岳南電車は静岡鉄道並みに繁盛して、JR在来線の富士駅方面への新線開業のような未来が開けていたかも知れませんが、世の中そうはうまくいかないのであります。
(追記)その岳南鉄道(当時)、かつては沼津駅方面への延伸という計画を持ち合わせていたという情報をいただきました。
実現していた場合、圏域人口が多い割に新幹線駅のない沼津駅方面からのお客さんも拾えて賑わったことでしょうが、上の写真(岳南江尾駅)の通り、沼津方面への延伸は絶望的となっています。
その岳南電車でしかるべきことが執り行われると報じられていました。しかし、当催事が実施される前日の8月20日に、静岡県では不要不急の緊急事態宣言が発出されてしまいました。
【富士市長メッセージ】
明日から9月12日までを期間として、静岡県に対し、新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言が発出されることに伴う市長メッセージです。#富士市 #コロナウイルスhttps://t.co/pDwK2Cke22— 富士市 (@Fujishi_jp) August 19, 2021
コロナ過剰恐怖症勢力からの支持を強固なものとし、あるいは国政進出を企む知事さんたちは、ここぞとばかり張り切ってメディアに登場するのであります。
お盆の帰省、原則中止を 新型コロナで提言案―全国知事会 https://t.co/0wyaq3He5M
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) August 1, 2021
しかしながら、知事会での「自粛」提言は知事さんたちの一日中テレビかネットかゲームの仕事も勉強もしない有閑者層からの好感度を上げるチャンスなのですが、彼らの行動から察するに、彼ら自身がとっくに「自粛」が無意味であることに気付いているようであります。
滋賀県の三日月大造知事が、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて県民に家族と過ごすよう要請していた大型連休中、ゴルフコンペに参加していたことが分かりました。三日月氏が記者会見で明らかにし、謝罪しました。https://t.co/ECqdONB5LT
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) May 14, 2021
既に知事さんたちのコロナ脅しパフォーマンスは、五輪開催で分断され弱体化されたコロナ過剰恐怖症勢力とテレビ新聞さんと急性期の患者さんに向き合う仕事をしない善良でない病院経営者集団を喜ばすだけの空虚なものとなっています。
静岡県知事が年末年始に“帰省” 県民に自粛要請中https://t.co/gMKuYtS4bJ
川勝平太知事が年末年始、自宅のある長野・軽井沢に滞在。
車で往復し家族のみで過ごしたとしているが、県は感染拡大防止のため「不要不急の帰省は我慢して控えて」と呼び掛けており、その最中に知事自身が“帰省”した。
— 産経ニュース (@Sankei_news) January 4, 2021
知事さんたち自身がコロナウィルスの脅威の小ささを理解していることが、彼らの発言とは正反対の行動によって明確化されております。
そんな中でも富士市さんにおかれては、この2021年は「富士の茶娘」に続いて「かぐや姫」のコンテストも非公開に変更しながらきちんと実施し、選出までに至らしめておられます。富士市の「茶娘」が既に活動開始しているのは、過日の記事でお伝えした通りです。そのブレない姿勢に萌えであります。
【#広報ふじ 8月20日号】
表紙は特集「いきいきシニアライフ」に関する運動教室の写真です。広報ふじは市内全戸配布のほか、富士市役所や各地区まちづくりセンターなどの市内公共施設、一部コンビニエンスストアで配布しており、 #富士市 ウェブサイトでもご覧いただけます。https://t.co/NDB9ReJCF6 pic.twitter.com/2VU7RnK4D7— 富士市 (@Fujishi_jp) August 20, 2021
当催事が行われた8月21日時点でも、他の市町村に見られる微弱なウィルスに対して危険性を水増しする印象操作を行ったり非自粛店舗を中傷したり移動外出者を非難するような「コロナ脅し」の広報は富士市においては全く見られませんで、むしろ高齢者への活動を促しておられます。素晴らしいことであります。
静岡県ではかねてより「県間移動自粛」を呼びかけていますが、静岡県富士市の「機関車ひろば」には、地元のほか緊急事態宣言が絶賛発出中の埼玉県東京都神奈川県より、既にワクチンを先行接種されてご自身は安心を得た多くのご年配のカメラマンさんたちが駆けつけておられます。
「デルタ株後」の時点においてコロナワクチンは「専門家」の理解や予測が大きく外れて感染拡大防止には役に立っていないのですが、重症化リスクを著しく軽減することによって今まで家に籠っていた人たちに「自粛を破る勇気」を与え、今ここに表に引っ張り出すことを可能にしたことを考えますと、ワクチンの果たす効果はとても大きいと感じます。
と、集客面ではワクチンがもたらす「他人がどうなろうと自分の安心」でクリアできるとして、課題は知事さんからのイベント実施中止圧力をどうやって乗り越えるかです。
このイベントは、市民や県民のためだけの施設用地ではなく、全国から鉄道ファンを呼び込むために設けられた「がくてつ機関車ひろば」すなわち鉄道用地内で行われます。主催は市役所ではなく市役所主体の催事実行委でもなく、あくまでも鉄道会社であります。しかも、知事さんの固定組織票の我がままに左右される県の資本や補助金頼みの第三セクターではなく、冒頭の通り、富士急傘下の民間鉄道であります。
なお、8月時点でも東京都心のJR駅周辺では官製コロナ特高警察都職員さんによる見回りが厳しく、非チェーン店の飲み屋さんすらも営業できない状態となっていますが、そこから追い出された通勤会社員の皆さんは、駅やグリーン車内での酒盛りへと流れています。お客さんも鉄道会社さんも「鉄道ならば都県による飲み会妨害の対象外」であることに気付いておられるのであります。
(ただし新幹線では「椅子を向い合せにしての使用はご遠慮ください」とアナウンスされるんですが。)
斯様な困難の中でも野球や蹴球などのクラブチームが主催する「スポーツ興行」が五輪開催との整合性のため中止圧力を受けないことは過日の複数の記事でお伝えしておりますが、それと同じく民間鉄道会社主催の「鉄道イベント」も官邸さんや知事さんのコロナ権限濫用が及ばないことを把握した賢明なご当地さんによって、「緊急事態」や「まん防」などの脅しに惑わされずに着々と実施されるのであります。
そのような経緯によりまして、緊急事態宣言が発出されても「機関車ひろば」は営業、式典も開催されるのであります。
ワクチンが感染拡大防止に意味をなさず逆にブレイクスルー感染を増やしており、2021年8月下旬時点では中年層の死者の比率が高くなっている伝えられています。しかしこの日のうちに今まで県間移動者を「自粛破り」と非難して来た人たちが、先行ワクチン接種で自分たちが安心を得ることによって「自粛無視」の側に回ってくれるようになって来ていることは、考え方によってはとてもありがたいことであります。
また、今後は、日本では元々低いコロナウィルスの毒性のさらなる低下により「感染しても気付かない人」の比率が急増してPCR検査を受ける人自体が激減することから、見かけ上の感染者数(=PCR検査で確認された感染者数)は減少する(実際には感染は拡大していても、感染しても無症状のためPCR検査を受ける人自体が減少するため、各都道府県発表の感染者数は減少しているように見えるようになっていく)ことでしょう。
実際には感染拡大は継続していても、ウィルスの無毒化進行によって重症者数が減り、見かけ上の感染者数も減れば、官邸さんもそれを理由にして「GoTo」などの愚策を再開させることとの整合性から、各地のイベント開催妨害圧力も緩和してくるのではないかと考えられます。
斯様な状況変化により、このようなコロナクレイマー対策を本題の前に書かなければならないような面倒から解消されるのも間もなくではないかと期待する当サイトであります。
ところで、岳南富士岡駅には「かぐや姫」が描かれています。ここは「姫」が降臨する地にふさわしいと言えましょう。
富士市には竹採公園という公園が整備されています。ただし、岳南電車の駅からはかなり離れているので、一般的にはバス利用になると思います(でもバスも相当難易度が高いんですが)。
妖気が漂う、霊感が強いと自称される方々にはたまらないであろう竹林であります。
ここで「姫名の里まつり」が例年9月下旬ごろに行われているとなっていますが、2020年は中止。2021年はより広い近隣の比奈公園に場所を変えて行われるとされていましたが、こちらも「緊急事態宣言」にトドメを刺されて中止が報じられました(2021/8/25付)。市有地と市のダイレクト予算をアテにする行事は、県から自治体への催事中止圧力には非常に脆いと感じるのであります。
今回の「五輪開催で第5波」の次は「2回接種すりゃ何でもアリのワクチンパスポートでブレイクスルー第6波」「都道府県内GoTo再開の第7波」「GoToトラベル再開の第8波」「インバウンド再開の第9波」、カイ株プサイ株オメガ株‥効果減少やら変異対応とか騒いで4回目接種に5回目接種、その度にワクチン不足だ予約待ちだ異物混入だ副反応だ2度目接種後急死数百件だ1日100万回接種自慢だとか、手を変え品を変え今後も官邸さんと専門家さん主催のお祭り騒ぎが目白押しであることが予想されますが、それらに負けずに実行可能なリアル催事の開発ができるご当地さんが生き残るのであろうかと思っております。
以上ここまでが今回のコロナクレイマー対策ですが、あまり時間もないのでしかるべき場所へ向かいます。
すると、
ぉ。
過去の記事にも目を通して事前勉強する当サイトであります。
2016年当時「つけナポリタン」の供食店舗は50軒超と誇示しておられましたが、現在は10店舗ほどに減少している(※)と伝えられていまして(しかもうち2店は感染拡大防止名目の「飲み屋潰し」の被害を受け8月末時点休業中)、「B-1グランプリ®」自体も2018-2019年の「インバウンド」のバブル景気で「映え」のないB級グルメそのものが衰退化、そして2020-2021年のコロナ過剰防疫体制禍のイベント中止圧力で屋台の業者さんは絶滅し、すっかり息の根を止められてしまいました。そう言えば、ボンジョルノ小川さんの露出機会も減少しているようです。
(※ 追記)公式ウェブサイト(2020年7月更新 2021年8月末閲覧)では16店舗。ただし公式Facebookアカウントでは2020年12月時点で10店舗。2021年8月末時点では、「飲み屋潰し」の被害を受けて休業を余儀なくされている2店のほか、1店がテナントとして入居している公共施設が感染拡大防止を名目に利用中止や極端な利用制限を繰り返しており、巻き添えを食らって事実上廃業状態(移転予定としているが、場所や時期は不明)。1店は同様にテナントとして入居している公共施設が感染拡大防止を名目に閉鎖を繰り返しており、巻き添えを食らって休業中(弁当販売が行われることはあるが、「つけナポ」はテイクアウト無理)。1店はテナントとして入居しているホテルがコロナ軽症者収容施設となった関係で営業停止に追い込まれ、過剰防疫体制禍が長期化しているため事実上廃業状態。
当サイトはロゼシアターのテナントさんで食しようと試みましたが、「当面の間休業」だったので別の物を食べました(笑)🙇。事前にお店か「ふじつけナポリタン大志館」へ問い合わせ推奨。
その「つけナポリタン」と鰹チップス「勝男クン。」と岳南電車のコラボ商品の宣伝ということのようであります。この電車は最近の2021年5月に登場と伝えられております。
グルメ催事壊滅で出店ができなければお菓子で巻き返しを図り、つけナポ絶滅の危機に抗う。ご当地B級グルメ再興に僅かな望みを繋げる商工会議所さん萌えであります。
そして式典が始まるのですが、
一部の声のでかい人たちが今なおコロナごときで騒いでいる渦中において、2021年に静岡県内でしかるべき集客催事が開催された実績があるのは、ここ富士市と焼津市の2市のみではないかと思います(8月末時点 当サイト調べ)。斯様な困難な時節にこのような立派な施設の開業とイベント開催にこぎ着けていただいて感謝であります。
(追記)写真のお名前の間違いがあり訂正しました。ご指摘いただきありがとうございます。ご迷惑をお掛けした関係各位に深くお詫びいたします。
そして来賓席には、
おおー。
降臨しておられます降臨しておられます。
ここが一般人へのお披露目の場となることから自己紹介、そしてMCでは今後も市内の観光資源のPRとイベントでのお出ましを期待させてくださいます。
第36代(2021)富士市かぐや姫クイーン 齋藤果歩さん
なお、正確には単に「かぐや姫」だそうで、当サイトのデータベース上もそのようになっていますが、伝承のある各地にかぐや姫がおられるので、記事上では「富士市かぐや姫クイーン」「富士市かぐや姫」としておきます。
(参考)
広陵町(奈良県) ミスかぐや姫 取扱い対象外
倉敷市(岡山県) 瀬戸の花嫁 かぐや姫 くらしき藤娘 ※1
竹原市(広島県) たけはらかぐや姫
さぬき市(香川県) かぐや姫 廃止
大川市(福岡県) さわやかかぐや姫
さつま町(鹿児島県) さつま町観光大使かぐや姫 ※2
※1 2020-2021年は募集中止・活動実績なしと見られる。
※2 非公募。
かぐや姫さんの背後に見えますのが「がくてつ機関車ひろば」に展示されている電気機関車(EL)です。
沿線の工場に資材を運んでは生産される製品を運び、富士市の工業都市としての成立に尽くしたELさんでありますが、貨物列車が廃止されて役目が失われたとのことであります。ご来賓や主催者さんのお話によりますと、鉄道は貨物営業がなくなって赤字に転じ、元々減少傾向にあった乗客数もコロナ騒動後はさらに3割減少と追い討ちを掛けられているのだそうであります。
そのような鉄道会社が苦境に立たされ車両の維持も難しくなっていく中、富士市発展の功労者(功労車?)がこのまま朽ちていくのは忍びないと動いた地元のボランティアさん、それを支援した商工団体さん、小さな鉄道の大きな価値ある文化財化に期待する市役所さんの力が結集したとそのように理解いたしました。
そして、一時の話題ではなく持続可能な観光資源化の成功に至らしめる重責を担われるのが、こちらのしかるべき方々ということであります。🗻🗻
右手前は第36代富士市かぐや姫の佐藤夏音さん
もうお一人おられるのですが、コロナクレイマー対策の導入部が長過ぎて一記事に収まらなくなってしまいました。その2につづく(?)