京橋千疋屋店舗での試食宣伝販売
主催 鳥取県 JA全農とっとり
日時 2016年8月25日(木)11:30-13:00
場所 京橋千疋屋京橋本店(東京都中央区)、京橋千疋屋大丸東京B1ショップ
交通 いずれもJR東京駅ほかから徒歩圏内
タイトル画像は高級フルーツパーラーの京橋千疋屋(きょうばしせんびきや)さんですが、
その中で何かが行われています。
中に入って見ますと、
平成28年度わかとりメイツ 波田ゆう子さん
と鳥取県の方が梨を試食させてくださっています。
暑い日には梨とはありがたいです。しかも、近畿中国地方の方には古くからの高級品種としてお馴染みの二十世紀梨。
そして、これは不勉強で存じなかったのですが、新高級品種「新甘泉(しんかんせん)」。
その2品種の「食べ比べセット」が、千疋屋さんとしてはあり得ない超お買い得な価格で販売されています。
(撮影ご協力 京橋千疋屋京橋本店さん 鳥取県さん JA全農とっとりさん)
外からわかとりメイツさんの写真を撮っていますと、店頭を通った女性に「何かあるの?」と聞かれましたので、「はい、梨の宣伝販売で、お買い得です」とお答えしましたところ、その方、6箱も買っていかれました。
どのくらいお買い得なのかと言いますと、各1個計2個入りで1個のお値段のほぼ半分、つまり約4分の1のお値段なのであります。
ただし、本日限りで数量限定。同種のイベントのときには、早い目に出かけなくては。
鳥取県さんやJA全農とっとりさんの販促費の支援もあるのでしょうか。いずれにしましても、これは買わない手はありません。
例によりまして、一見華やかなお仕事ではありますが、お客さんの途切れた合間には、高級フルーツパーラーゆえ、接客オペレーションについて千疋屋さんから細かい「指導」が行われます。そのような厳しいお仕事なのであります。
ここはおいとましまして、次に、東京駅脇の大丸東京店に向かいます。
ここの地下でもしかるべきことが行われていると想像すると萌えます。
すると、んんん?
別の方がおられるのかと思っていましたが、移動されたのですか。私が電話したりトイレに行ったりしているうちに、追い越されたようです。
昼食時間帯で相当な人通りとなっていまして、こちらはさらにお忙しそうでした。
暑い日に冷えた梨の試食とありまして、どのお客さんも大喜びのご様子であります。
(撮影ご協力 京橋千疋屋大丸東京B1ショップさん 大丸東京店さん)
大丸東京店さんはこのようなド素人の撮影にも好意的でありがたいことです。しかしながら、モザイクを掛ければ済むような容易なものではない(というほどでもないですけど笑)条件が付けられまして、合理的かつ私も納得のいく理由ではありますものの、撮影のアングルや角度に苦労したのでありました。
さて、お腹すいたし、そろそろ戻りますか。
先ほどの京橋千疋屋本店さんの前を通りますと。
おおおー。
今度は別のわかとりメイツさんが。
平成28年度わかとりメイツ 山口聡美さん
なぜだか理由はわかりませんが、相互に店舗を移動しておられたようです。
すみません、もう一切れいただきます。
だって、おいしいんだもん。
なお、タスキの表記は「鳥取二十世紀梨大使」となっていますが、スイカの時期には「鳥取すいか大使」、ナシの時期はこの「鳥取二十世紀梨大使」に変身するようです。
しかし、ラッキョウの時期には「砂丘らっきょう大使」とはなりませんで、「わかとりメイツ」のタスキを着用されるところが謎なところではあります(笑)。
ちなみに、昔は公募だったようですが、現在は非公募でありまして、過日お伝えしました山梨県のやまなしフルーツレディーさんと同じく、県内のJAか全農とっとりの職員の方が務めておられます。
京橋千疋屋さんが何とか許してくださった限界ショット(笑)です。
近畿地方では庶民の「長十郎」と金持ちの「二十世紀」だったのですが、近年の(と言ってもかなり長い間)関東地方では茶色の「豊水」と「幸水」が幅を利かせています。
鳥取県の戦略、千疋屋さんの価格設定、ともに悩ましいところでしょうけど、ここでは、今日時点では鳥取県産の「二十世紀」と新品種「新甘泉」が同じ値段で売られていました。
しかし、千葉県産の「幸水」はそれらのジャスト1.25倍の値段が付けられていまして、鳥取県産の関東地方での相対的なブランドイメージは今一つのようです。(同県内の高級品産地の)「湯梨浜町(旧東郷町)産」とか言っても、関東地方では知名度ゼロでしょうし、仕方ないでしょうか。
個人的には二十世紀の清涼感が好きなので、幸水よりも安く食べられるのはありがたいのですが、いかんせん、関東地方では青色である二十世紀をあまり見かけないです。
世間の印象が茶色い梨=甘い梨ということで、茶色っぽい「新甘泉」の登場となったと推測しますが、今は全国区の最高級ブランドにのし上がる過程の「お試し期間」と理解して、ありがたくお手頃な価格でいただいておくことといたします。
(追記)
個人の好みで食べ比べの結果を申し上げますと、二十世紀が世界一の梨であるということは揺るぎない、というものでした。
残暑厳しい時期、特にお風呂上りなんか。水分をたっぷり含んだ細胞群を、歯で一気にシャクリと破戒した刹那口内にほとばしる果汁が、他の茶色梨品種群の計器で測られる糖度データなんぞを一気に吹き飛ばしてくれます。
まさに奇跡の梨でありまして、栽培の手間の簡素化のための突然変異の利用やマイナーな品種改良があるとしても、オリジナルの二十世紀の色、平均サイズ、食感、味は維持され変更を伴わないものが継承されることでしょう(と期待します)。
一方の「新甘泉」ですが、皮をむくときのぬめりが高い糖度を期待するのですが、意外と二十世紀のような上品な味でして、懐石料理のデザートや温泉旅館の食事で出されるにはいいと思いましたが、快適な空調の効いた部屋で食され濃い味が好まれる関東では苦戦するかもしれません。