山陽 鉄道フェスティバル(2019年)

山陽 鉄道フェスティバル2019
主催 山陽電気鉄道
日時 2019年10月26日(土) 10:00-15:00
場所 山陽電気鉄道東二見車両工場(兵庫県明石市二見町東二見1050)
交通 東二見駅(山陽電鉄本線) 歩5分
 
 
 電車の車庫を限定開放して行われる、いわゆる鉄道フェスなるものに伺うのはここが初めてでありますが、多くの家族連れと鉄道ファンで賑わっております。
 

 
 ただ、大阪神戸に住んでいても山陽電車に乗るということは非常に稀でありまして、大抵の場合は、ほぼ並走するJR山陽本線で事足りてしまいます。
 
 しかし、JRが在来線・山陽新幹線ともにダウンしたような場合における最後の代替交通手段としてその存在意義を見出すことができるのでありまして、と言うのも、山陽電鉄は神戸高速線を介して阪神電鉄と相互乗り入れを行っており、姫路-神戸(三宮)-大阪(梅田)を乗り換えなしで移動することが可能です(普段は神戸を跨いだ通しで乗る人はほぼゼロと思いますが)。

 それだけなら大したことはないのですが、阪神電鉄は社運を賭けた西九条駅-なんば(大阪難波)駅間の延伸工事を1000億円を投じて成し遂げ、2009年に近鉄線との直通運転を開始するに至りました。 
 
 
阪神電鉄の神戸三宮駅に乗り入れる近鉄の車両(阪神電鉄 神戸三宮駅)
 一見は車両の長さも扉の数も異なる電車(山陽、阪神は1両の長さ概ね18.9メートルで片側3扉、近鉄は同20.7メートルで4扉)を相互直通運転させるという暴挙ながら、この直通運転の恩恵を受け、山陽姫路(兵庫県姫路市)-神戸三宮-近鉄奈良、山陽姫路-神戸三宮-大和西大寺-近鉄郡山(奈良県大和郡山市)、山陽姫路-尼崎-大阪難波-大和八木(奈良県橿原市)などのルートが、同一ホーム乗り換えで行き来できるようになったのであります。
 

 
 でも例えば上のGoogle地図でも、大抵の時間帯では「東二見から出発の場合でも山陽明石(JRの明石駅と隣接)でJRの新快速に乗り換えろ、そのほうが早く目的地に着けるぞ」的な表示になるんですけどね。まあ階段昇り降りや改札出たり入ったりの手間が省けるということで。何よりも山陽-阪神は断然座れますし。

 と長くなりましたが、いずれにしましても、自社沿線のみならず、晴れてレールが繋がった奈良県下のご当地さんの分までも出展ブースを確保してくれる山陽電鉄さんには激しく萌えでして、しかるべき方々に謁見させていただく機会がここに生じるのでありました。
 
 
女王卑弥呼の北出眞子さん、友田朱音さん、中川愛菜さんは大和郡山市の観光資源PRに活躍(山陽鉄道フェスティバル 東二見車両工場)
第37代女王卑弥呼 北出眞子さん 友田朱音さん 中川愛菜さん
 
 大和郡山市さんは3人のフルメンバーの参戦と気合が入っています。この時期にこの衣装だと寒そう‥と東日本にお住まいの方はお思いになるかもしれませんが、この日の西日本瀬戸内海や大阪湾側はTシャツ1枚でOKなくらいの暑さであります。
 
 
姫路お城の女王さんは鉄道フェスティバルで姫路市のPRに活躍(藤浦彩花さん 山陽電鉄東二見車両工場)
第52代姫路お城の女王 藤浦彩花さん
 
 神戸新聞によりますと、今年度は関西学院大学の2、3、4回生が3名のお城の女王を独占した模様です。まさに東に立教大学あれば西に関学あり(凄)。このようないでたちのお嬢様方が普段はお好み焼きをひっくり返すようなこてこての近畿地方標準語で会話しておられるのかと想像するとかなり萌えるものが。
 
 
2019橿原市観光親善大使「さらら姫」北川和さん(山陽鉄道フェスティバル 兵庫県明石市)
2019橿原市観光親善大使「さらら姫」北川和さん
 
 さらら姫は公式サイトでは代数を公表していませんが、当サイトのカウントでは2019年で11代目、前身の「かしはらキャンペーンレディー」との通算では28代目となります。
 
 
「NARA CITY コンシェルジュ」玉川和佳さん(東二見車両工場 兵庫県明石市)
初代NARA CITYコンシェルジュ 玉川和佳さん
 
 こちらは「初代」となっていますが、近畿地方の皆さまはご存知の通り、「NARA CITY コンシェルジュ」とは昨年度までのミス奈良であります。何が変わったかと言えば、呼称以外は変わっていません(笑)。ミス奈良のときでも結婚して子や孫がいても男性でも応募自体はできていましたし、今年度も募集時点では「ミス奈良」のままでした。
 
 ただし、忙し過ぎなのと近年は難関大学在籍者しか選出されていないことが知られるようになって応募者が減ったことを気にしたらしく(と言っても他のご当地さんと比較すると相当多いです)、年間活動回数を絞り、大学生以外も選出するなど、少し変化が見られるようであります。
 
 
「NARA CITY コンシェルジュ」玉川和佳さん(山陽鉄道フェスティバル 東二見車両工場 )
 おっとこれはタスキ表記のカナ部分を英字部分に合わせて横書きとした珍しい例です。🚃
 
 
 とまたしても例によりまして、鉄道フェスティバルで珍しい鉄道車両やら機械やらがたくさん展示されているはずなのに全く触れずじまいの当サイトらしい記事でありました。でもその辺は鉄道ファンの方々が報告されると思うので全く支障ないことでありましょう。山陽電鉄さんには山陽明石-東二見間往復普通運賃のみの経済効果しか生んでいない分際で恐縮ですが、レールが繋がっているのなら、多客期の週末早朝夜間あたりに近鉄名古屋-山陽姫路(ekitan.comによると営業キロ数282.7km)の直通快速急行でも走らせてくれないかなあとか妄想しております。