第35回照姫まつり
主催 照姫まつり推進協議会(同祭実行委員会 練馬区)
日時 2022年4月24日(日) 10:00-15:30
場所 都立石神井公園および周辺
交通 石神井公園駅(西武池袋線)歩0-10分
当催事は「小雨決行」とされており、当日朝の天気は霧雨。ならば行われるのであります。
西武池袋線の練馬駅-石神井公園駅間は高架複々線化されていまして、急行や準急で迅速に到着できます。
東京へ通勤する人の立場では、この西武池袋線のほか、小田急線、東武伊勢崎(スカイツリー)線の沿線住民が勝ち組となっており、ぎゅうぎゅうに詰め込まれてノロノロ運転される東急線利用者が圧倒的負け組となって明暗が分かれております。
公園に到着しましたが、結構な人混みで身動きの取れない人間渋滞が各所で発生しております。通勤以外の休日の猛烈な混雑というのは本当に久しぶりです。
人混みをかき分けて現地に到着しますと、
おおー。
御成りあそばされています。
五輪開催判断前の感染者数を減らしたいがためにホラ吹き専門家と集票カルト集団に「三密回避」と喚かせて毎日記者会見パフォーマンスをやっていた都知事さんも、選挙と五輪が終わればテレビに全く出て来なくなりました(笑)。そして、ここには「人との間隔を空けろ」「混雑したら行列は中止するぞ」とか脅す人たちはもういません。この照姫まつりが東京都内の行政が関与するしかるべき催事としては、コロナ騒動後初の「密」解禁であります(当サイト調べ)。沿道はごった返しておりまして見物は容易ではありませんが、何とか食らいつこうと試みる当サイトであります。
照姫行列三役 照姫 片山亜樹さん
何でこのサイトが照姫行列を記事にするのかと申しますと、まつり主催者では時代行列の配役のうち、照姫(創作小説の登場人物名)、その父の豊島氏(豊島泰経=石神井城主の豊島氏自体は実在した)、奥方を「三役」と呼び、応募資格や選考を厳格化して、一般公募しているからであります。
照姫行列三役 豊島氏 村松央規さん
三役は明確にいわゆる「大使」ではありません。しかしながら、上述の一般公募のほか、公人として実名と容姿を公開され、催事当日の行列舞踏寸劇の出演(およびそのための念入りな稽古)のみならず、事前の開催告知の活動も行うことから、単一の催事を宣伝する公共プロモーションガール(ボーイ)に他ならないと理解するに至っております。当サイト的な尺度によると、照姫行列三役は横浜開港祭親善大使と目的や役割は同じなのであります。
照姫行列三役 奥方 星川奈々さん
三役の方々は、2020年に選出されていまして、PRもネットや地域のCATVを通じて大々的になされていました。しかしながら、ホラ吹き専門家の大幅水増し捏造コロナ脅威デマの地上波広域テレビ放送や全国紙による大々的な流布拡散により、開催直前に中止に追い込まれてしまいました。2021年は安倍内閣(当時)の経産相が、練馬区内の催事祭事の実行委に現金計数十万円を上乗せして寄付し、その見返りとしてまつりの式典での発言機会や会場周辺での政治活動機会を得ていた公職選挙法違反の事件が明るみに出てしまったため、「コロナ感染対策」の名目で早々に中止決定され、今年になってようやく3度目の正直で開催されたということです。
なお、三役の皆さんはこのようなフェイスシールドを着用、その他の配役の方々はマスクを着用しての出演となっています。
石神井公園駅のロータリーは大部分が複々線の西武池袋線高架の下に位置していまして、雨天での開催にも影響が最小限となり優れています。催事開催時以外のバスを待つ客への利便を考慮した都市計画が、雨天での催事開催を可能とし成功へと導くのでありまして、練馬区さん素晴らしきということです。
史実上の豊島氏はライバル武将に攻め立てられては逃げ回るのでありますが、こちらの豊島氏は相当強そうであります。観客の発声が今なお禁止されていることも相まって、太く伸びのある声での勝鬨が石神井公園駅の高架下に響きます。
片山さんが照姫に選出されたのは高校2年のときと言いますから、今年はそれから2年も経ってしまいまして、高校は既に卒業されていることになります。開催直前中止となった第33回照姫まつりの事前PRの際は第33代照姫と名乗られ、今回は第35代照姫です。そうすると、第33代兼第34代兼第35代照姫となりましょうか。
照姫まつりの初期の年代の照姫役は芸能人が務めていたらしく、当地の俳優である小林綾子さんが第2代となっています。一般の方の配役でもこれほどまでに客を集めるわけですから、催事ができたての時期を過ぎれば、時代行列の主役は著名人に依頼する必要はないと言えそうです。
駅前から公園までの帰路の時間帯は、雨も本降りとなっていまして、このようなレインコートを着用しての行列となりました。
練馬区は人口が非常に多く、街はまだ元気なほうなのですが、都会から離れた各地では、時代行列配役の2020年就任者の催事中止による長期間放置プレイ(就任発表後活動機会ゼロ)やリセット(選考結果の無効化)が続出していまして、さらには、コロナ過剰恐怖症勢力による「飲み屋潰し」や「県間移動観光客排除行動」の横行により飲食店や観光業の事業停止や廃業に伴って時代行列催事の主催団体が崩壊し、2021年-2022年の開催有無を告知する人すらいなくなった状態(沈黙のまま忘却され事実上廃止)に陥っているケースも多く見られます。
村松さんご本人のSNS投稿によりますと、2018年、2019年と「次点」となる重臣役を務められ、2020年に念願の豊島氏役を勝ち取られたとのことであります。しかし、晴れの舞台は2020年、2021年ともに持ち越しとなりじっと耐え。そして、その執念を無駄にはさせぬと応じた主催者さんが決行した3年ぶりの照姫まつりでありました。