第53回小田原北條五代祭り
関連イベント 第22回小田原城名物市
主催 小田原城名物市開催協議会 小田原市経済部産業政策課
日時 2017年5月3日(水祝)10:00-17:00
2017年5月4日(木祝)10:00-17:00
場所 小田原城城址公園二の丸広場
交通 小田原駅(JR東海道線・東海道新幹線・小田急小田原線・伊豆箱根鉄道大雄山線・箱根登山鉄道)から徒歩圏内
古くからこのようなブログを開設しているわけではないので詳しくはないのですが、ご当地イベントの模様を紹介する地元の方のブログを拝見する限り、各地のお祭りの物産ブースからミスご当地が次々と姿を消していっているようです。
これはある程度仕方ないでしょう。地方の公共団体としては、ふるさと納税の返礼品を工夫して比較サイトの上位にランクされることのほうにお金をぶち込んだほうが効率いいですもんね。
しかしながら、集客催事を長きに亘って徹底的にシカトしていた身で僭越ながら申し上げますと、目立つ服装の人、呼び込みの声、弾けんばかりの笑顔、方言混じりの商品説明‥それらが無くなりつつある物産ブースはちょっと寂しい。そう思うのでございます。
頼みの綱は前回の須賀川市のような友好交流都市の締結でして、片方向ながら実現した観光系プロモーションガールの訪問に、いちるの光を見出すのでありました。
イントロが長くなりましたが、ここ小田原城は去年に続いての訪問です。昨年もそうでしたが、好天で強い日差しが照り付けております。
この法被のデザイン、めっちゃいいですね。今年の斑鳩町は、役場さんより観光協会さんのほうが主体のようでございます。
そして今年も無事に、こちらの方々が小田原市(神奈川県)にお見えです。
キャンペーンレディさんの衣装をすべてフレーム内に収めるためには手段を選ばす非情にもパゴちゃんを一つ目小僧にしてしまうド素人カメラマン萌え(笑)。
‥とこのままですとパゴちゃんファンの方に怒られてしまいそうなので、もう一枚。
第2代斑鳩町キャンペーンレディ 下田愛さん 斑鳩町のパゴちゃん
なぜ斑鳩町(奈良県)と小田原市が友好都市になっているかは、去年の今頃は完全に理解したつもりだったのに、今読んだら、何が何だかさっぱり分かりません!
正確には「法隆寺ゆかりの都市文化交流協定」というのだそうでして、小田原市さんのサイトから抜粋させていただきますと、
平成22年、法隆寺の大野玄妙管長が小田原を訪問された際に市長と対談し、「古くからのご縁を大切にしましょう」と話されたことから、文化交流協定を締結し、両市町間での交流展の開催や観光行事への参加を通じて交流を深めてきました。
(※)食封:古代の律令制に基づく俸禄制度の一つ。皇族や寺院に俸禄として一定地域の住民の戸を与え、そこから得られる租税を収納し、収入とすることができる制度。
封戸(ふこ): 所領地。実体は50戸程度の集落。
封戸はそれなりに理解できているのですが、食封が難しいです。昨年は分かったつもりになっていただけ? ただ、Wikipediaに『「封戸を食む」という意味から』とあり、それでようやく解けてきたような。
食封(じきふ へひと): 皇族や有力寺院が、朝廷が割り当てた封戸から直接収税する権利を与えられていること。あるいは、そのような仕組みによって給料の代わりにする制度。
食封はこれでいいかな? 言葉やその意味がなかなか覚えられないときは、少し由来を知ってみるのが私にとっていいみたいです。
法隆寺の管長さんが小田原市に話を持ちかけたのが2010年、交流協定締結が2012年、そして斑鳩町キャンペーンレディ創設が2014年。いずれも古いことではなく、下地を徐々に作って各地の法隆寺封戸だった市にPRコネクションを張り巡らせていき、整ったところで満を持してキャンペーンレディを登場させた斑鳩町さん。手堅く攻めておられ、さすがであります。
斑鳩町では町制70周年の今年はイベントが目白押しで、法隆寺食封サミット(仮称)というのもあるそうです。(ちょっと「食封」の意味を知っただけで、すぐに行ってみたくなるのでございます‥)
今年の物産は品揃え豊富。らほつ饅頭の「栗かぼちゃ味」もラインナップされていました。