ツーリズムEXPOジャパン2019 その1

ツーリズムEXPOジャパン2019
主催 日本観光振興協会 日本旅行業協会 日本政府観光局
日時 2019年10月24日(木) 業界関係者のみ
   2019年10月25日(金) 業界関係者のみ
   2019年10月26日(土) 10:00-18:00
   2019年10月27日(日) 10:00-17:00
場所 インテックス大阪(大阪市住之江区南港北1-5−102)
交通 中ふ頭駅(大阪メトロ南港ポートタウン線)歩5分 コスモスクエア駅(大阪メトロ中央線)歩9分
 
 
(タイトル画像の落書きは当記事とは関係ありません笑)
 

 
 日本政府が主催に食い込んできてからというもの、お上が出国税なる錬金術で旅行者からくすね取った札束の往復ビンタでなされるがままやられたい放題のツーリズムEXPOジャパンですが、今年は大阪での開催であります。
 
 なお、来たる2020年は宜野湾(沖縄)での開催とのことで、実際のところは辺野古埋め立て促進を議決してくれた宜野湾市への「お礼」なんですが、あたかも首里城の焼失を予知していたかのような見事なタイミングにはまこと脱帽であります。大阪都さん(笑)の官邸への並々ならぬお心遣いへのご褒美の次は、首里城の再建と沖縄観光の復興に一役買ってやるぜどうだお前らありがたいだろ的な恩付けに利用される哀れツーリズムEXPOジャパン、旅行業と地方との底力の結集という誇りと尊厳を捨てて楽してお上からお金を乞うことを選んだことの報いと気付けど時は既に遅し、今後も賭博リゾートでボロ儲けを企む観光族に手のひらで踊らされ辱めを甘んじることになりそうです。
 
ツーリズムEXPOジャパンの会場となるインテックス大阪(大阪市住之江区)
 それはさておき、近畿地方では広告が大々的になされ、ここ大阪での開催は貴重ということで、会場前には入場待ちの列がぐるりと敷地を取り囲んで形成され、さらに内部の各建屋前でも入場待ちの長蛇の列が形成されております。
 
 まず始めに、多分大阪にはしかるべき方々は来てくれないだろうと想像していたご当地さんから拝見させていただきます。
 
 
第57回ミス花笠の阿部天音さんと佐藤絵理奈さん(ツーリズムEXPOジャパン)
第57回(2019)ミス花笠 阿部天音さん 佐藤絵理奈さん
 
 遠路はるばるありがたいことであります。なお、ミス花笠さんは山形県のPRイベントにも出演し主催者の名称も「山形県花笠協議会」であることから、ミス山形のご当地は「山形」と思われがちですが、当サイトでは「山形」としています。これは、同協議会の事務局が山形市の会社が加入できる山形商工会議所であり、公式サイトの宿泊リンク先も、山形県域ではなく、山形市内と同市周辺に限られおり、トップページ下部の「▼山形の観光情報」のリンク先も県域の「やまがたへの旅」ではなく「山形市観光協会公式サイト」となっていることからご理解いただけると思います(つまり、酒田や鶴岡を含む県域の山形県庁・山形県観光物産協会よりも、山形市役所・山形観光協会や山形観光コンベンション協会との関わりのほうが深い)。
 
 そこはさすが商工会議所さん、ミス花笠さんの公式Instagramアカウントにおかれても徹底されていまして、
 

‥あらゆる投稿において「山形県」の文字はタグ付けに使用せず、あくまでもタグに使う文字は山形市およびその周辺を意味する「#山形」「#山形市」です。リンク先も県の観光サイトではなく、山形県花笠協議会。矛盾がない正確なアカウント運営を持続しておられるところ見事です。
 
 まあこの辺は注意して見ていかないと分からないので難しいです。あきた観光レディーのご当地を秋田と思い込んでいた地元新聞社さんもいることですし(これも正解は秋田)、メディアが間違うと一般人も間違えるのは当然で致し方ないところではあります。当サイトも何かと結構ハマります。
 
 
ミス花笠の阿部天音さんと佐藤絵理奈さん(ツーリズムEXPOジャパン)
 おっと今気づきました。先代までは、例えば「第56回 ミス花笠」の表記でしたが、当代(第57回)のミス花笠さんのタスキには、「第◯回」の文字が表記されていません。今年限りのことなのか今後も続くのか、しばらく注視してまいりたいと思います。👒
 
 
第13代相模原市観光親善大使の葛城はるかさん(ツーリズムEXPOジャパン)
 第13代(2019)相模原市観光親善大使 葛城はるかさん
 
 昨年はさすがに相模原市は大阪に来ないだろうとか無礼なことを申し上げまして申し訳ありません。JAXAの研究&展示施設が立地する都市という看板を新たに背負われましてしかと来ておられます。宇宙探査機はやぶさ2がミッションに成功する度に「拍手に包まれる管制室(相模原市)」「喜びに沸く市民(相模原市)」と報道露出される市名萌え。
 
 
相模原市観光親善大使の葛城はるかさん(ツーリズムEXPOジャパン)
 今年の相模原市観光親善大使さんのお衣裳は、下手な民間ミスコンを凌ぐ豪華なドレスになっていまして、もはやディ◯゛ニーのお城の前に立つリアルキャラクターよりも遥か上を行っております。同市内にいいスポンサーさんが出現したのでありましょうか素晴らしい。🚀
 
 
相模原市観光親善大使の葛城はるかさん(ツーリズムEXPOジャパン)
 懸命にカメラに向かって示しておられるので、拡大すれば「相模原市」か何かの文字が見えるかと思ったのですが、単にパンフレット袋が裏返しだったようです笑。この素人感がこれまたマニアには堪らないのでありましょう。
 
 
 東京都からもお出ましになられています。
 
 
「ミス椿の女王」原川朋華さん(ツーリズムEXPOジャパン)
 第28代ミス椿の女王 原川朋華さん
 
 昔は西日本各地の空港→東京国際空港(羽田)→大島空港の乗り継ぎが出来たのでありますが、今は全日空の羽田-大島が無期限運休つまり事実上廃止となってしまい、西日本各地との行き来は非常に不便となっています。にもかかわらずここに来てくれるありがたい大島町さんであります。
 
 わずか1年ちょっとで撤退してしまうジェット機のために大島空港をわざわざジェット機対応に拡張するという、それこそ捨てるほどカネを持っている‥の誇張比喩どころか、リアルに無駄に捨てるためのカネを持っている超お金持ちの東京都庁さん萌えですが、それはそうと、上述の理由と調布飛行場の立地上、多くの場合伊豆大島に向かうには東京から船となりそうですが、悪天候が予想される場合など、結構な頻度で欠航や航行スケジュール変更があります。例えば、10月21日晩-22日の東海汽船「さるびあ丸」の航路は下のスクショのようになっていました(離島オタク必需サイト?の marinetraffic.com から)。

2019年10月22日-の「さるびあ丸」の航路(marinetraffic.com より)
2019年10月22日-の「さるびあ丸」の航路(marinetraffic.com より 当サイト加筆)


 伊豆大島は「さるびあ丸」が接岸可能な港を2つ持っており、通常は「都会」の元町港を目指しますが、西南西向きの港のため風の影響を受けやすいと考えられ、恐らく「元町港は波が高いからやめとこ」と船長さんが判断したら田舎の岡田港に接岸するのでしょう。そのようなときは、送迎の自家用車が港の間を大移動したり下乗船する客を運ぶ路線バスも臨時便を出さなくちゃで大騒ぎだと思うのですが、SNS上では実に平穏で島の人は慣れているみたいです。

 下のツイートの「入港見合わせ」が、元町港手前でのUターンのことだと思います。

 低気圧接近で猶予がなくなり伊豆大島折り返しで欠航となってしまった利島・新島・式根島・神津島のかわいそうな各島さん萌え(新聞雑誌宅配便とかは多少我慢できるとしても、生鮮食料が届かなくて不便だろうなあ。文科省さん的には「身の丈に合った生活をせよ」と言うことなんでしょうが)。
 
 さるびあ丸の現在位置はこちら。同じく伊豆諸島航路に就く兄弟船の橘丸の現在位置はこちら。それらの「Past Track」をタップして何度か2船の航路を追跡してみたところでは、椿の女王コンテストの本土側出場者が往路お世話になる大島・神津島航路に就いているのはほぼ一貫して「さるびあ丸」(1992-)で、時折、主に八丈島航路に就く「橘丸」(2014-)の代わりに八丈島航路にも入っています。なお、2020年内に橘丸とほぼ同仕様の新造さるびあ丸が就航し、現さるびあ丸は東海汽船から引退すると伝えられています。
 
 
「第28代ミス椿の女王」原川朋華さん(ツーリズムEXPOジャパン)
 ミス椿の女王さんのあんこ衣装の前掛け(前垂れと言うのだそうですが)に書いてある文字が何か分からず、和歌か何かと思っていたのですが、辛うじて読める部分の文字でGoogle検索して何とかたどり着きました。大島節という民謡でした。🌺

た  胸  御  私
え  に  神  し
や  煙  火  ゃ
せ  は  そ  大
ぬ     だ  島
      ち
 
(わたしゃ大島 御神火育ち 胸に煙は 絶えやせぬ)