「さく、さく、あきた in 有楽町」
主催 秋田県
日時 2017年3月18日(土) 11:00-18:00
2017年3月19日(日) 11:00-17:00
場所 有楽町駅前広場
交通 有楽町駅(JR山手線)すぐ
なぜか東北新幹線ではなく東海道新幹線が通る有楽町。
ここでしかるべきことが行われています。
盛況過ぎて飲食や物産なんぞ昼には特殊高額商品を除けば完売でして、お目当てはもうこれしかございません。
13代目あきた観光レディー 栗原茉莉子さん 14代目 松井香菜子さん
PRステージで、この方たちが登場です。
当サイトでは、あきた観光レディーのご当地は秋田県ではなく、秋田市としています。
ただ、秋田県の観光レディーとしている報道も多いので、ちょっと心配になりまして、念のため調べてみました。
例えば、『秋田県内外の行事やイベントで本県の物産や観光をPRする「あきた観光レディー」のお披露目会が23日、秋田市大町のねぶり流し館で行われた。』(秋田魁新報)てな具合でございます。
超神ネイガーさんも、当サイトよりも早く県内ミスの目的と主催をまとめておられます。さすがアカデミックであります。
【おらのメモ】重要
・ミスあきたこまち(秋田米PR)JA全農あきた米国販売課
・ミスフレッシュ秋田(県産青果物PR)JA全農あきた園芸畜産部
・あきた観光レディー(県観光PR)秋田観光コンベンション協会 https://t.co/2jaUBVvFOv— 超神ネイガー (@neiger_akita) 2015年5月29日
ネイガーさんが仰せの通り、あきた観光レディーを主催しているのは、秋田観光コンベンション協会というところです。
同コンベンション協会は正式には県所管なので、秋田市の肩だけ持つことなく秋田県トータルの観光PRをしてくれるのだろう‥と思いきや、さにあらずでして、事実上密接な連携があるのは、秋田県観光文化スポーツ部ではなく、秋田市商工部のほうであるようなのです。
少し歴史を辿りますと、秋田県(県域)にはかつて「秋田花まるっキャンペーンレディ」というのが存在しており、その後「秋田観光キャンペーンアシスタント」、「秋田観光ボランティア」を経て「絶滅」し、現存しません。
一方の秋田市(市域)は、「ミス秋田美人」、「ミス観光あきた」の後、いったん途絶えたかに見えましたが、「あきた観光レディー」として復活して現在に至っています。
この復活の際に、市域ミスから県域ミスになったかどうかが判別できれば、あきた観光レディーの「ご当地」が、はたして秋田県なのか秋田市なのかが分かることになります。
まず観光コンベンションのうちの「観光」ですが、これは、協会さんのサイトを見れば一目瞭然です。秋田市内の観光案内所を運営しており、サイトで紹介しているのは「秋田市内観光のモデルコース」、「秋田市内各地の観光ポイント」、「秋田市内の飲食店」‥となっています。これでだいたい県域ではなく市域だろうと推測できます。
元を辿れば、観光コンベンション協会の片親は、かつて秋田市役所に事務局を置いていた秋田市観光協会。観光(PR)業としての機能は、県域への拡大をせず市域のまま継承していると考えてよいでしょう。
次に「コンベンション」のほうです。そこで登場するのが、
‥先代のあきた観光レディーさんより頂戴した、協会さん発行の「コンベンションガイド」。
今日お越しの栗原さんも登場しています。
ここに、「歓迎ムード熟成事業」というのが記載されています。
一定の条件を満たせば「あきた観光レディーを2名まで無料派遣」ですって(しかも4時間も!)。これにひかれてなんちゃらシンポジウムやなんとか学会を秋田で開催することにした人、いっぱいいるだろうなあ‥。いいなあ‥。←
皆様ご存知の通り、とにかく大勢の人が集まる催事を開けば経済効果を生むので、地方都市間で会合開催地の奪い合いをしているわけでありますが、詳しい条件を見てみますと‥。
これで決定的でしょう。能代市や湯沢市で会合や競技会を開いても、あきた観光レディーは来てくれません! もし秋田県の観光レディーなら、大曲くらいなら来てくれるはずですが、そうでないところを見ると、やはり秋田市だけの観光レディーなのかと。
ただ、実際には男鹿のPRもされることがありますけど、これは、あくまでも秋田市から近場の観光地ということで、秋田市への宿泊が見込まれるからであると推測します。
秋田観光コンベンション協会の定款には、つぎのようにあります。
『この法人は、秋田市及びその周辺の有する文化的、社会的、経済的特性を活かし、コンベンション及び観光客の誘致等を行うことにより、秋田市及びその周辺地域におけるコンベンション及び観光の振興を図り、もって国際相互理解の増進並びに地域経済の活性化及び文化の向上に資することを目的とする。』
こちらにも「秋田県」の語句は出てきません。これらから読み取れることは、秋田市には限定していないももの、お金の出所はほぼ秋田市と市内の商工業者で、それ以外はごく僅かで、しかも秋田市近隣に限られるということです。
ということで、このイベントでも確かに秋田県ではなく、秋田市の‥って司会MCにて紹介されていたのでありました。
ところで、
松井さんが足元に置いている、薄っぺらいこれ。何だろ? と気になっていたんですけど。
手に取って広げると‥。
提灯なのでした。(ここで、「おおー」と歓声。)
以下、「秋田竿燈まつり」のPRへ‥(略 笑)。