金魚すくい体験イベント
主催 調査中
日時 2019年6月1日(土) 11:00-16:00ごろ
場所 奈良まほろば館(東京都中央区日本橋室町1-6-2)
交通 三越前駅(東京メトロ銀座線)歩1-3分 日本橋駅(東京メトロ東西線)・新日本橋駅(JR総武快速線)から徒歩圏内
うわー何かやっております。
これはUターンして道路を渡るしかありません!
来ておられます来ておられます来ておられます。
ここは東京の日本橋なのですが、遠く大和郡山から金魚すくいがやって来るとは。東京下町の人には別に珍しくもないと思うのですが、それどころか順番待ちが出来ており繁盛しています。
女王卑弥呼さんの背景の通りでありますが、金魚すくいでお客さんを集めて喜ばせつつ、しっかりと大和郡山市で行われる「全国金魚すくい選手権大会」(そんなのあるのか‥)のPRを行うという企画のようであります。検索しましたところ、この「まほろば館」でのPRイベントも少なくともここ数年は毎年行われているようです。
さらには「全国金魚すくい競技連盟」というのまであるとは凄い。綱引きみたいに金魚すくいも次の奈良国体の公開競技になるのかもしれない(怖)。
タスキには「女王卑弥呼」とありますが、日本には卑弥呼さんはどのくらいおられるのでしょうか。当サイトの誇る唯一無二のデータベースには、以下が登録されております。
・守山市(滋賀県) もりやま卑弥呼 1名
・大和郡山市(奈良県) 女王卑弥呼 3名
・桜井市(同) 女帝卑弥呼(桜井市キャンペーンレディー女帝卑弥呼) 廃止
・朝倉市(福岡県) 女王卑弥呼(朝倉市観光大使女王卑弥呼) 2名
・宇佐市(大分県) 宇佐市キャンペーンレディ(ミス卑弥呼・ミス大神杜女・ミス壱与) 各1名
桜井市は残念ながら邪馬台国の所在を主張する論争から脱落した模様ですが、いずれにしましても邪馬台国の畿内説と九州説は拮抗しているようであります。そういえばこれら卑弥呼さんを一堂に集めてのサミットを妄想した記事があったような気がします。
同名の「女王卑弥呼」が存在する朝倉市では、旧甘木市のミス卑弥呼から数えて2019年度で37代目と、大和郡山市の女王卑弥呼と代数までもタメを張っておられます。
ただし、大和郡山市の当代は募集と選出がともに2018年内に行われていることから、僅か数か月の差で大和郡山市の女王卑弥呼のほうが歴史が長いということになると思います。
第37代女王卑弥呼 ともだあかねさん
どややってみ的な表情で挑発する女王卑弥呼さんに降伏し久々にチャレンジいたします。
このように枠を使ってすくうと縁日では怒られるかも? このイベントでは結構頑丈な紙が使われており、そのよう反則技を使わずとも4~5匹は余裕と思います。
「選手権大会」に出場するレベルになると、紙に金魚の重量が掛かる前にボールに移すような速さで次から次へとすくい上げていくのでしょうか。どのような極意が存在するのか興味深いところであります。
ところで、豚の野生種はイノシシ(Sus scrofa イノシシ属イノシシ)、犬の野生種はオオカミ(Canis lupus イヌ属タイリクオオカミ)ですが、金魚の野生種は何なのか。今まではっきりせずギンブナがキンギョの野生種であると書く文献もあったようです。
Wikipediaを見ますと、DNA解析により、金魚の野生種はあまり聞きなれないギベリオブナ(Carassius gibelio フナ属ギベリオブナ)とすることになったと書かれていました。それだけではなく、日本に自然生息するフナは、ゲンゴロウブナ(ヘラブナも同じ)以外はすべて同一種(ギベリオブナ、またはギベリオブナ近縁の日本固有の種=種名未定)と整理されることになりそうで、そうすると現在の魚類図鑑(Wikipediaも)の日本在来種のフナの分類に関する記述は大部分が不正確ということになるので、全面的な書き換えが必要となっているようです。
かくいう当サイトのデータベースも、当初は大和郡山市と朝倉市の女王卑弥呼の分別ができておらず、朝倉市のほうの女王卑弥呼を捕捉できていなかった模様です。土地ごとに類似や同一の呼称や容姿のものがありしばしば混乱する生物の種の分類と同様、日本のすべての公共ミス・ご当地生産物と観光資源のプロモーションガール(ボーイ・大使・アンバサダー・レディ・娘・小町・女王・クイーン・姫・プリンセス・フレッシュ・メイツ・フレンズ・アシスタント・スタッフ・クルー‥)の分類の大切さを改めて感じたのでありました。🐟
さて、ここで社会的存在価値が皆無で経済的にも全く貢献しない乞食撮影に徹するのもいいのですが、当サイトは例によって浪費欲と食欲には勝てず(笑)。ということで、物産も。
しかるべき人のいないご当地さんのはあっさり無視、大和郡山市のもののみ掲載しますと、「水羊羹」と「葛きり」。どちらも陳列はバラ売りのみのようでしたが、それはそれでいろんな味が楽しめてありがたいです。暑くなってくるとこういうのが無性に食べたくなります。
大漁だったのですが、これは飼育願望の本気度が高そうなご家族連れの方の手に渡りました。大和郡山市生まれの金魚さんたちが大切に育てられ丈夫に成長しますように‥。🔍