第4回 愛媛県フェア
主催 イオンリテール北関東
共催 愛媛県
日時 2020年2月21日(木) 9:00-19:00
2020年2月22日(金) 9:00-19:00
2020年2月23日(土) 9:00-19:00
2020年2月24日(日) 9:00-18:00
場所 イオンレイクタウンmori(埼玉県越谷市レイクタウン3-1-1) 水の広場・木の広場・食品売り場
交通 越谷レイクタウン駅(JR武蔵野線)歩15分
相変わらずあまりにもデカ過ぎて何が何だかよくわかないここに来ています。今回のテーマは「大きいことはいいことだ」(謎)。
またしてもしかるべきことが行われているようですが、
おおー。
2019愛媛いよかん大使(61代目愛媛みかん大使) 岡山春乃さん
しかと降臨しておられます。
さてさて、皆さまご存知のように愛媛いよかん大使とは愛媛みかん大使のシノニムなのですが、その後、2019年度の愛媛みかん大使の選出状況は、いったいどうなっていたのでありましょうか。
以前表にしていたものに加筆しますと、
おや?
年度 | 被選出者の職業 |
2011年 | 団体職員 団体職員 大学生 大学生 |
2012年 | 団体職員 団体職員 大学生 大学生 |
2013年 | 団体職員 団体職員 大学生 大学生 |
2014年 | 団体職員 団体職員 大学生 大学生 |
2015年 | 団体職員 団体職員 大学生 大学生 |
2016年 | 団体職員 団体職員 団体職員 大学生 |
2017年 | 団体職員 大学生 大学生 大学生 | 2018年 | 団体職員 団体職員 会社員 大学生 | 2019年 | 大学生 大学生 大学生 大学生 |
うおおおおおー! 4名とも大学生が選出されているではありませんか。
一般応募者を長年に渡って苦しめてきた、主催者が頑なに秘匿する闇の優先選出枠である「団体職員」枠でしたが、遂に2019年度から撤廃でありましょうか!?
いったい何事かと公式サイトを拝見したところ、凄い変化があります。以前年頃のお嬢さんがいる上司が「最近、嘘はつかなくなったが、その代わりに隠し事をするようになった」とボヤいていましたが、全農えひめさんがまさにそのような殻に閉じこもった状態にあります。消費者に嘘をつくのは止めたけど、都合の悪いことは隠すようになったという‥。
なんとまあ、愛媛みかん大使の選出方法や審査員の構成について述べていた文面を当年度はすべて削除しておられます(笑)。
下は、2018年の選出を報じる記事に当サイトで赤文字で突っ込んだものですが、
‥前年に当サイトから突っ込まれた箇所をすべて削除して、2019年からは突っ込めないようにしてあるという、そのような有様です。やれやれ。
官邸さんが公文書の破棄を指示したりヤバい箇所は野党さんから突っ込まれないように官僚さんにこっそりと削除させるような醜聞がニュースを賑わせていましたが、それと同じ手法であります。全国一斉休校の衝撃を使って「桜」を吹き飛ばすがごとく、大学生4人選出にすることと全農職員さんに選考に係る文面を削除させて(あるいは忖度による削除?)選出過程をすべてブラックボックスにしてしまうことによって、団体職員枠が存在していたことを闇に葬り去ろうという手を使って来られたようであります! それが全農えひめさんから当サイトへの最終回答であるとしかと受け止めたのであります(笑)。
関係あるのかないのか分かりませんが、全農側の愛媛みかん大使担当さんの交代があったみたいです。いずれにしても2019年度の選出は4人とも一般応募者になったことから、少なくとも裏優先枠を使った特定農協への優遇に関する問題については少し改善されたと言えなくもないです(2020年以降も継続すれば、条件付きですが)。とか言って安心して油断してたら2020年度は「4人とも『団体職員』」とかの猛烈な反撃が来そうな気がして怖い‥。
と、イントロが長くなりましたが、元に戻りますと、
愛媛県の農産物が当たる抽選会のアシスタントをされる愛媛いよかん大使さんであります。相当な重量になる「愛媛県の農産物詰め合わせ」を当てる気満々でこの日は自家用車を使って訪問した当サイトでありましたが、その結果は言わずもがなでありましょう(笑)。いくら軟派のお笑いのお遊びのサイトとは言え書きたい放題書いているので、むしろ当たるのはバチの方ではないかと(笑笑)。
ところで、「いよかんの両親判明」がニュースになっていたので当時(2016年ごろ)気になっていましたが、いよかん大使さんに拝謁させていただいて思い出し、ようやくその論文の内容を拾い読みするに至りました。論文の量も内容もかなりのもので当サイトごときの者が理解するのは困難を極めますが、いよかんに関する部分だけを参照して要約してみますと、何とか大雑把なところは分かってきたのであります。
「キシュウ」は江戸時代の大ヒット柑橘で、現代でも「小みかん」としてたまーに小売店で見かけることがあります。それよりも大きくて甘いウンシュウ(温州みかん)が席巻する現代では地味な存在になりましたが、同論文ではウンシュウの親がキシュウと判明したとされています。「クネンボ」は明治時代まで流通していたと伝えられる柑橘で、現代でもごく僅かに残っていると見られ、沖縄県内の通販サイトでその名を見かけたことがあります。これもウンシュウの親(かつ祖父)と判明したとされています。
上の図で「不明 *1」としているのがクネンボの母親なのですが、同論文では「スイートオレンジ型」の何かとしています。既に絶滅している品種である可能性がありますが、少しブンタンの血が入ったマンダリンと想像しています。
「不明 *2」は同論文では「ポメロ型」(ブンタン型)の何かとしています。これまた既に絶滅している品種である可能性がありますが、現在のブンタン(土佐文旦など)に近いものであったのかと想像します。
「カイコウカン」は初めて知りました。農業試験場でのみ現存なのかも知れません。原産地は「国内(不明)」ながら調査地は「静岡」となっているので、農林機構果樹研究所(静岡市)で持っているものかと推測します。農業生物資源ジーンバンクによりますと、果皮も果肉も「黄」となっていまして、ブンタンの血が強く出たものと想像します。
「ダンシー」はアメリカの大ヒット柑橘で、Wikipedia(en)によりますと最近(2010年代)まで100年以上に渡って流通していたとされています。前述の論文によるとダンシーがマンダリン系の柑橘の純血種かそれに近く、言い換えると、「世界中のすべての果皮と果肉がオレンジ色の柑橘はダンシーの雑種に過ぎない」ということになります。(※)
(※追記 おことわり)最新の文献によるとこの文章には正しくない説明が含まれています。追って別の記事にて補足する予定です。
その結果、従来は東洋のミカンを「マンダリン(mandarin)」、西洋のミカン(オレンジ)を「タンジェリン(tangierine)」と呼んでいましたが、その分類は現代ではダサく、「タンジェリン」は死語になり、双方をひっくるめてマンダリンと呼ぶようになってきています。
さらには、2013年頃を境に現代ではあらゆるミカン(オレンジ)の品種を含むマンダリン系の柑橘は1つの種学名で済むことになり(Citrus reticulata ミカン属マンダリンオレンジ あるいは ミカン属ダンシー。それ以外はすべて雑種なので学名でなく品種名とする)、過去の植物事典や現時点の日本語版Wikipediaの柑橘に関する記事などは古く使用に耐えられないものとなってます。
結局のところ、古い日本では食味優秀だがとても小さかった「キシュウ」にダンシーとブンタンの雑種を掛け合わせて(あるいは自然交配)大型化していき、最後にマンダリン系総本山の純粋なダンシーを掛け合わせて(同)オレンジ色の果皮と果肉を取り戻したのがイヨ(いよかん)であると理解できました。その大きさと輸送に強い頑丈な果皮の厚さはブンタン由来で、甘さとオレンジ色はマンダリン系と、まさにいいとこ取りの柑橘であります。
そのような長い歴史と複雑な系譜を辿る、いよかん浪漫に浸りながら食してみたいと思います。
上の写真右上の赤っぽいのは、いよかん大使さんから頂戴したノベルティのブラッドオレンジです。比較するといよかんのデカさが際立ちます。
久々に「万弥カット」(サンフルーツカットとも言うらしい[要出典 笑]。またの名を日本橋三越カット)を真似させていただきますが、もちろん、マジックピーラーを使用しております。(なお、あまりにも汚い指でそのままではとても公開に耐えられないため、写真の指の部分には増し増しの美肌加工を施しています笑。)
カパッとむくときの感覚が堪まりません。
食べきれない分は、このように蓋をして冷蔵庫に保管します。するとオレンジピール(イヨカンピール?)の素晴らしい香りが可食部に移って幸福感倍増!
ハロウィンにも使えそうです。←収穫期を考えろ🎃🍊
(追記)
遂にGoogleの検索ロボットさんにも「愛媛いよかん大使」が「愛媛みかん大使」のシノニムであることが認識された模様です(?)