由比ヶ浜海岸の砂像の「招き猫」(鎌倉ビーチフェスタ)

鎌倉ビーチフェスタ2017

鎌倉ビーチフェスタ2017(第16回鎌倉ビーチフェスタ)
主催 鎌倉ビーチフェスタ実行委員会(鎌倉商工会議所 鎌倉商工会議所青年部 鎌倉市 公益社団法人鎌倉市観光協会 鎌倉市商店街連合会 公益社団法人鎌倉青年会議所、鎌倉商工会議所青年部 J:COM湘南 鎌倉砂像連盟 鎌倉マリンスポーツ連盟 由比ガ浜茶亭組合)
日時
2017年5月27日(土) 10:00-16:30
2017年5月28日(日) 10:00-16:00
場所 由比ヶ浜海岸
交通 由比ヶ浜駅(江ノ島電鉄)歩6分
 
 
 今年はしかるべき方々が降臨されるか微妙‥と、電車から由比ヶ浜駅に降りた時もまだ心配しておりました。
 
 
江ノ電の由比ヶ浜駅の踏切

 なぜならば、神奈川県にお住まいの方であれば結構大きなニュースになりましたのでご存知の方は多いことでありましょう。

 鎌倉市から鎌倉市観光協会への一部の補助金支出がストップし、観光協会の運営に支障が出てきていると報じられています。

協会をめぐってはパートスタッフの「雇い止め疑惑」が市議会で浮上。市議会側は協会に理事会議事録や就業規則に関する資料の提出を求めたが、「議事録すべてを公開することはできない」などの理由で協会側が応じなかったため、補助金4668万円を削除した今年度予算の修正案を可決していた。
(2017年4月11日 朝日新聞「鎌倉花火大会、中止に」)
 
 鎌倉駅前に観光案内所があり、2016年10月に移転に伴うリニューアルオープンがあったのですが、その際に非正規職員「11名のうち9名」(東京新聞)の雇用契約が更新されず、新しい観光案内所で働き続けることができなくなった。その契約不更新が正当な手続きによって行われたものでないと市会議員から指摘されているというものです。

 鎌倉花火大会については、商工会議所(と言いますか、鳩サブレーさん)のおかげで何とか中止を免れることになりそうですけど、市からの補助金をストップされた観光協会は、
 
協会自体が存続しているかどうかも、今の時点では明確ではありません。職員の生活保障もままならない事態も想定せざるを得ません。』『また、今後の当協会の業務や他の事業の推進においても、影響がでることも予想されます。
(2017年4月7日 鎌倉市観光協会「観光協会への市の補助金支給停止の経緯と鎌倉花火大会実行委員会からの退会について(お知らせ)」)
 
‥と、窮乏を訴えるものの、そんな書き方するからさらに議員さんの怒りを買って、『「補助金ありません。もう無理です。花火大会やめます」ー? 脅しかっつーの。ふざけんな。』(鎌倉市議会総務常任委員会協議会)と、こりゃしばらく掛かりそうだなあと思っておりました。

 これでミス鎌倉の活動にも支障が出てくるとしてもおかしくないわけでして、マネージャー役を務める職員さんの人件費が出なければミス鎌倉はお出ましになれないし、そもそも文書開示を拒んで市と敵対することになった以上、市が主催や共催する行事へのミス鎌倉の派遣を観光協会が取りやめるのではないかと、そのような危惧があったのでございます。
 
 市議会にも出せないような協会さんの文書の中身に非常ーーに興味があるところでございますが、この件にはミス鎌倉の事業も無関係ではないと当ブログでは推測しています(当ブログは批判を目的とするものではないので、詳細は割愛。別SNSでやります)。

 ここでは少しだけ。ここまでの記事のネタを集める際に見つかったものをお伝えします。これは先代の方が今は一般人であれば記事に載せるつもりはないのですが、現在芸能活動をなさっていることが分かりましたので、twitterを引用させていただきます(個人的にはちょっと泣けたtweetでした。同じ方の同日ごろのブログも検索で出てたのですが、それはさらに電車内では見ないほうがいいと思います‥)。


 このtweetの主は、
 
野口実穂さんはミス鎌倉として鎌倉ビーチフェスタ2016@由比ヶ浜海岸にお出ましになりました
 2016ミス鎌倉 野口実穂さん
 
でありました。事情を知ってから読み返してみますと、立場上ギリギリの表現であったのだろうと察せられ、また、翌日の観光案内所リニューアル式典にお出ましになられたのですが、そのときの心情がいかようなものであったのかと想像しますと、胸が痛みます。
 

 さて、駅から由比ヶ浜海岸に向かう途中、協会さんが『市が補助金をくれないから観光案内所は閉店、ミス鎌倉は活動停止に追い込まれますた。』とかの「お知らせ」を出したら、マジ切れした議員さんが県を動かして公益法人格剥奪までやるかなあとか、歩きながらそのような心配をしていたのでありますが、到着しますと、
 
 
 おおおおおおおおー!
 

鎌倉ビーチフェスタ実行委員の方に挨拶されるミス鎌倉の皆さん(由比ヶ浜海岸)
 この後姿は、まさしく!
 
 
2017ミス鎌倉の永濵海友さん、清田麗さん、真鍋佳那子さん(鎌倉ビーチフェスタ)
 2017ミス鎌倉さんが無事にお出ましになられています。
 
 これは後になって知ったのですが、ちょうどこのころ、市議会の委員会で未明まで議論したり、協会側が議事録提出に応じる方向に転換とか、いろいろ動きがあったようでして、ストップされていた補助金が支出される見通しとなっていました。
 
 そのため、何とかギリギリセーフで海岸に女神降臨と相成ったようでありました。
 

ミス鎌倉の永濵海友さん、清田麗さん、真鍋佳那子さん(鎌倉ビーチフェスタ)
 2017ミス鎌倉 永濵海友さん 清田麗さん 真鍋佳那子さん
 
 おかげさまで、今年も「ミス鎌倉詰所」(笑)前で撮影させていただけます。ありがたいことです。

 なお、正式には5月31日に市議会臨時会が開かれ、そこで補助金復活が正式にきまったとのことで、協会さんは同日中に「お知らせ」を出していました。間もなく新聞にも載ると思います。起因となった雇い止め疑惑は解決しておらず不完全燃焼気味ですが、議事録提出することだし、大人の世界ではこの辺が落としどころと言えましょうか。
 
 
ミス鎌倉の真鍋佳那子さん、清田麗さん、永濵海友さん(由比ヶ浜海岸)
 ちょうどお帰りになるところを引き止めてしまいまして申し訳ありません(既にバッグに収めておられた「ミス鎌倉」のタスキを再び装着していただきました。恐縮でございます)。