2021明治安田生命J1リーグ第25節
名古屋グランパス vs アビスパ福岡
鯱の大祭典
主催 名古屋グランパスエイト
日時 2021年8月22日(日) 18:00 K.O.
場所 豊田スタジアム(豊田市中央公園 愛知県豊田市千石町7-2)
交通 豊田市駅(名鉄三河線)・新豊田駅(愛知環状鉄道線)歩15-17分
えー、あらかじめおことわり申し上げますが、この記事は2021年8月の出来事を伝えるものであります。諸般の事情(笑)によりまして、1年遅れでお送りいたします。
ここに来るのはめちゃくちゃ久し振りであります。
初めて関東方面から豊田市にある超大手自動車メーカーさんの本社を訪れたときには、引率の先輩は名古屋駅から地下鉄と名鉄豊田線を乗り継いで豊田市駅からタクシー‥だったのですが、そのルートはあまりうまくないみたいです。ずーっと普通の各駅停車で、心理的にめちゃくちゃ時間を要した印象が残っています。
数年後に別の部署の先輩とその上司に連れられて行ったときには、名鉄名古屋本線の特急に乗り、知立で名鉄三河線に乗り換えて土橋駅(豊田市駅よりも南側)からタクシー‥の経路を使っていました。また、新幹線の三河安城駅も名鉄線との連絡が悪くて使い物にならず、愛知環状鉄道というのもありますが、これまた新幹線駅には接続しておらずで、いずれにせよ東京方面からだと名古屋駅からバックする形を採らざるを得ないということらしいです。
このような「豊田詣で」をしていた関東地方の多くの会社さんも同じように名古屋圏の鉄道網の不便さを感じていたと思います。ただし、本社はその後名古屋駅前にもできたし、もう何でもリモートで片づけることになるでしょうから、東京方面からの交通手段なんて、既にどうでもいいことなのかも知れませんが。
超裕福な市の財政を表しておりまして、駅前は以前にも増して煌びやかになっております。そう言えば、帰りに自動車でしか行けないところにある「台湾ラーメン」や「手羽先」のお店を現地事務所のベテラン社員さんに案内され、こんなにうまいものがこの世にあるのかと驚いたのもここ豊田市でありました。
あれから十数年(数十年?)が過ぎ、懐かしい豊田市に再び来ております。
これまた巨大な競技場が出来ています。横浜国際総合競技場(現・日産スタジアム)を初めて見たとき以来の驚きであります。もうクラブ名も豊田グランパスでよろしいのではないかと思います(異論あり 笑)。
なお、今回は西日本某所からの帰路での寄り道でして、スタジアム併設の駐車場は混雑しているだろうと考え、豊田市駅近辺に車を置いて徒歩で向かっております。
それはそうと、愛知県では2021年8月8日から「まん防」が宣言されております。さらにそれだけではなく、ここ数日は善良で勤勉な「大切な人」ではなく「善良でない病院経営者集団」を守りたいホラ吹き専門家さんたちが騒ぎ始めていまして、8月27日から「緊急事態」入りが必至な状況と伝えられています。
8月25日、#緊急事態宣言 及び #まん延防止等重点措置 の区域・期間の変更が決定されました。
8月27日から、北海道、宮城県、岐阜県、愛知県、三重県、滋賀県、岡山県、広島県がまん延防止等重点措置区域から緊急事態宣言区域に変更されます。期間は現在の宣言区域を含め9月12日までです。(1/3)— 新型コロナウイルス等感染症対策推進室(内閣官房) (@Kanboukansen) August 25, 2021
緊急事態宣言発出直前のこの日を逃してなるものかと大型イベントを開催する名古屋グランパスさんに激しく萌えであります。この日を逃すともう当面は何もできなくなるぞ、と。絶好の機会を確実にモノにする、その姿勢は蹴球の試合運びに通じるものがあります。
しかし残念なことに、8月8日のマンボウ発出と同時に感染チケット(笑)観戦チケットの発売は停止されています。愛知県でのマンボウ発出を事前察知すると同時に高速でポチったコアなサポーターさんのみが観戦できるのであります。
したがいまして、当サイトのような情報弱者は、このように隙間からタダ見するしかありません。同じように外から観戦している人も結構おられるんですが(犬の散歩がてらにスタンドの隙間からサッカー観戦することが、スタジアム近隣居住者のトレンドとなっている模様です)。ああ、スタンドはスカスカなのに本当にもったいない。
NPB野球と同じくJ1蹴球も、現地で観戦するには、ホラ吹き専門家たちがいつ頃緊急事態まん防と騒ぎ出すのかを見越して相当早めに計画を立てておくことが必要となっているという、至極面倒な過剰防疫体制の渦中であります。
ただし、過去の記事のようなJ3ではなくJ1の試合でありまして、なおかつここは県立ではなく市立のスタジアムなので、静岡県のようなアウェイサポーター入場禁止のような差別的措置は取られていません。よってアウェイ側のスタンドも開放され、もちろんJ1福岡のジャージを着たサポーターさんも大勢詰めかけておられます。
そして、お越しになられているのはホーム&アウェイのお客さんだけではなく、
おおー。
お出ましになられていますお出ましになられています。
「スポーツの興行扱い」を利して強制消毒検温とアプリ登録や連絡先記入等の実効性が無く単なるコロナクレイマー対策に過ぎない無駄な「感染防止対策(笑)」を実施することなく開催可能となっている「鯱の大祭典」において、大観衆を集めてのロングMCのみならず、何やらお楽しみを用意しておられる模様です。
詰めかけたグランパスサポーターさんに、一緒に「シャチほこれ! グランパス音頭」を踊るよう挑発しておられます。
どのみち緊急事態宣言発出前の今のうちということで、ステージ下では三密上等かつ大声での掛け声上等のどんちゃん騒ぎで大いに盛り上がっております(コロナクレイマー対策のため観衆側の写真掲載は自粛笑)。
第8期とよたPR大使 筒井亜美さん 倉山沙葵さん
2020年の募集は中止されてしまっていたため、2019年就任の「第7期」3名のうち2名が任期延長され「第8期」を名乗って活動しておられました。
しかし2020年は過剰防疫体制禍で地域の催事は全滅、2021年は官邸さんの「東京五輪強行開催の正当化」との整合性によって、ようやく当催事のような五輪と同じ「スポーツの興行」について開催妨害圧力が弱まってきたのでありまして、PR大使さんの大活躍と言えるような活動機会はこの日まで思うように創出できなかったものと見られます。
この日お見えの大使事務局さんにお聞きしましたところ、2021年度「第9期」の募集と選考は成立し発表待ちの段階、そして2021年の「とよた産業フェスタ」の中止が決まったと仰せで、第8期の公衆面前における2人揃っての活動は恐らくこれが最後になるだろうとのことでした。都合2年間まことにお疲れさまでした。
イベント終了時には稲妻が光り雷鳴が聞こえておりまして、空模様を気にされるPR大使さんであらせられます。間もなく大雨が来そうですが、イベント終了まで天候が持ってくれてよかったです。
もし愛知県における緊急事態宣言発出があと少しでも早ければ、コロナ過剰恐怖症勢力からの催事妨害圧力に負けて「鯱の大祭典」は中止となりこのような活動機会は消滅していたと見られ、ギリギリのところで大使さんの晴れ舞台を滑り込ませた主催者さん大使事務局さん萌えであります。そして、もう二度と不要不急な緊急事態宣言や無益百害のマンボウ発出というような愚かしい過ちが施政者によって繰り返されることがないよう、切に願うのであります。