天橋立海水浴場 天橋立府中海水浴場 合同海開き
主催 天橋立観光協会 天橋立府中観光会
日時 2018年7月13日 10:00-11:00ごろ
場所 天橋立海水浴場(京都府宮津市文殊)
交通 天橋立駅(京都丹後鉄道宮豊線)歩7分
京都駅・大阪駅から天橋立に至近の天橋立駅へは、丹後海陸交通の高速バスのほか、JRの直通または福知山駅乗り換えの在来線特急電車が出ています。
一方で21世紀の現代社会では名神高速の大山﨑JCTから宮津天橋立ICまで自動車専用道路で繋がっております。高速バスの京都市内からの平時の所要時間は鉄道と同じ約2時間になりまして、特急電車に比較して圧倒的に安い高速バスは勝ち組かと思いきや、必ずしもそうではないようでして、複雑な事情によって便数や時間帯は限られ、結果、ビジネス需要の自家用車へのシフトが進んでいるようでございます。
ただし、海水浴のシーズンは大渋滞となりますので、その期間は鉄道が優位となる刹那ということでありましょう。
しかし西日本一帯を襲った豪雨からまだ1週間足らずでありまして、海開き当日は特急電車は終日運休、福知山駅からの普通列車の運転開始も10時台からと、10時スタートの式典に遠方から当日移動で駆けつけるのは困難であった模様でございます。
ただ、宮津市街地と天橋立を結ぶ道路(府道R2)は西日本豪雨で流入した土砂の撤去が進んでいるようでして、この区間は片側通行も近く解消されそうです。
しかし、同じ宮津市内でも舞鶴側は完全復旧までに相当期間を要しそうで、京都丹後鉄道宮舞線は路盤流出で線路むき出し、代行バスが走ることになる国道R178は一部片側通行で大渋滞となっていたようでございます。そのため、当面の間、舞鶴市-宮津市間の移動は回避したほうがよいと思っております(自家用車ならば京都縦貫道・綾部JCT経由の迂回で支障ないですけど)。
また、当地のイベントの中止を告知する看板が市内各所に立てられていたとのことでして、そんな中で果たして海開き式典は本当に行われるのか、多少の不安があったそうな。
そのド素人カメラマン、実は天橋立に足を踏み入れるのは初めてであります。原付バイクが通れることを示す交通標識があって驚いたとのことですけど、125cc以下は通行でき、かつ通行止め時間帯も速度制限標識もないため、50cc超の原付だと終日60km/hで走行することも理屈上は可能となるわけでして、朝のラッシュに対岸からたくさんの通勤通学の原付が天橋立を縦走してきて危なくないのかとか余計な心配をしたようでございます。
でもネットで検索しますと、125ccバイクのライダーさんには著名な道路で(府道R607天の橋立線)、実際のところ全線未舗装で散策する歩行者も多くスピードなんて出せたものではないとか。
近隣の野田川町(現・与謝野町)のナンバーの方が、天橋立で区切られた内海である阿蘇海側で釣りを楽しんでおられたようでございます。名物のキンタルイワシ(金樽鰯)でも狙っておられるのでしょうか。ひょいと原付でこのような贅沢なレジャーが簡単に楽しめて羨ましい限りです。
その反対側では、おおっ!
第19代プリンセス天橋立 佐渡美由紀さん 中西瑞貴さん
こちらの方々が来賓受付をしておられるということは、海開き式典は100%行われるのであります。これで一安心でございます。
前日までに大がかりな体制で豪雨で流出した大量の漂着物の除去を行ったと伝えられていますが、当日朝も地元繫栄会、会議所、ライフセーバーなどの関係者の方々が清掃しておられ、これでメディアさんの撮影する砂浜は実に美しいものとなります。当日は朝から高温多湿の灼熱地獄だったとのことでして、本当にご苦労様です。
安全祈願の神事は30分ほど要するようでして、灼熱の砂浜でこのお召し物ですので、神職の方もかなりの重労働と察します。もし海の事故が起きますと、海水浴場を抱える観光地にとっては深刻なマイナスイメージになることでしょう。神事と式典の間、安全を祈る関係者の方々の表情は硬く真剣そのもので、大阪のメディアさんを除き、私語や談笑などとんでもないという雰囲気であったそうです。
ですが、このお二人が水着でお出ましになると雰囲気は一転。笑顔と歓声とシャッター音に包まれるのであったそうな。
なお、式典の模様は追って動画をこの下あたりに掲載する予定ですので少々長ーい目でお待ちください。
(追記 お待たせいたしました。)
ところで、恒例なのか今年からなのか詳しくは存じませんけども、イカした男性もお二人おられます。プリンセス二人だけだとちょっと絵的に寂しいのでなかなか粋なアイデアだと思いましたけど、彼らは、「プリンス天橋立」なのでしょうか? 京都新聞さんは「プリンセス天橋立のメンバーら」「『プリンセス天橋立』ら4人」とうまく逃げて(笑)表現しておられます。さすが限られた紙面のなか最小限の文字数で最大限の出来事を伝えるプロでございますね。
向かって一番右の男性は「地元のそのへんの兄ちゃん」(観光協会さん)とのことです(笑)。その左の外国人の方は「ようわからん」(同 笑)とのことでしたので、日本語が通じなかったためド素人カメラマンが低級な英語でお聞きすると奇跡的に通じたらしく、宮津市に2か月間の短期留学に来ているパリ近郊のフランス人の学生と仰せだったのことです。詳しく知りたい方は天橋立海水浴場にお越しになり海岸にいる彼らに逆ナンパでもしてください(笑)。いずれも掲載の了承をいただいております。
あとはメディアさんのカメラに便乗した撮影会となるのですが、首都圏から近い福島県いわき市とは全く異なりまして、熾烈な場所取り争いなどなく、至極平和なものであったそうでございます。
海開き式典が10:00スタートと時刻設定が早めですが、これにより夕刊配達地区の原稿締切に間に合い、テレビ放送の夕刻の地域ニュースの映像編集にも余裕ができると考えられます。
また、今年は猛暑のため、6月末時点で例年より一週間海開きを早める可能性も考えられたのですけど、7月6日は豪雨災害前日で、慌てず騒がず当初の計画通り海開きを7月13日のまま動かさなかったのは大成功と言えましょう。
直前に台風などによる災害があって海開き式典が中止となることもしばしばあるそうですので、豪雨から一週間弱の猶予があった今回は運が良かった面もあるかも知れません。さらに大きな被害を受けて今夏の催事が何もかも中止になってしまった地方の方には申し訳ないですけど。
第19代プリンセス天橋立 佐渡美由紀さん 中西瑞貴さん
なお、募集要項では「宮津市近郊の女性」となっているプリンセス天橋立ですけども、近年の応募者数が一桁の状況のようでして、実際のところ宮津市近郊ご出身の方でありましたら、福知山市や京都市に在住の方はもちろん、大阪府、滋賀県あたりの方まで選出されていますので、遠方に就職進学された方も躊躇なく来年の応募をご検討いただきたいと存じます。
(撮影ご協力:天橋立観光協会さん)
と長くなりましたが、災害に見舞われながらも克服され(まだ克服途上なのかも知れません)ぎりぎりのところで催事開催にこぎつけた当地にまたしても心打たれた当サイトでございました。なお、この記事を書いている時点では、鉄道各社のウェブサイトによりますと、京都駅・福知山駅から天橋立駅へ直通する特急電車は既に平常通りの運転に戻っています。
城崎温泉(兵庫県豊岡市)と天橋立を結ぶ観光列車も無事に走り出しましたそうでおめでとうございます。
明日、行われる「城崎・天橋立 ダイレクト」出発式に参加するため城崎温泉に来ています✨ pic.twitter.com/JpaKoyEuSP
— 8代目城崎温泉観光大使 佛圓万里菜 (@mariina_b115) 2018年7月14日
本日、城崎 天橋立ダイレクト 出発式に参加して参りました! 天橋立プリンセスの中西瑞貴さんと❤️ 景色を楽しめるように窓に向かって座れる席があったり様々な工夫が凝らされている電車でした! 何よりレトロな車体がとっても可愛い💕 pic.twitter.com/TEk6YcfKXO
— 8代目城崎温泉観光大使 佛圓万里菜 (@mariina_b115) 2018年7月15日