※この記事は期間限定公開です。予告なく非公開にさせていただく可能性がありますことをご了承ください。
多くの方が「いよかん マジックピーラー」で検索して当サイトにお越しになることは予想外でした。(この記事で詳しく説明しますのでご容赦ください。)
そのため、以前こちらで紹介した(現時点非公開のためリンク切れ)皮のむき方に関して、ちょっと気になっていました。
上の写真は、包装フィルムに印刷されていた使用方法の通りに皮をむいたものです。これはこれでいいのですが‥。
そこで、皆さんが大好きないよかん大使さんの登場です。
愛媛みかん大使(愛媛いよかん大使) 坪北奈津美さん
日本橋三越本店にて(テナントさんと百貨店さんの撮影掲載許可を得ています)
彼女のお手元にご注目ください。
いよかんの皮の切断線が、水平ではなく、山型となっているのが分かりますでしょうか。
これを「万弥カット」(あるいは「日本橋三越カット」)という。(本当かな?)
是非ともチャレンジしたい。売り場のお姉さんにお聞きしましたところ、これがあれば簡単にできるとのこと。これとは、もちろん皮むき器「マジックピーラー」のことです。JA全農えひめさんと取引がありそうな大きなお店の青果売り場さんに、このブログの写真をスマホで見せて、手持ちがあるか聞いてみる手がありますが、分からない場合の入手方法はJA全農えひめさんにお聞きするしかなさそうです。
愛媛県のご家庭ならばどこの家にも2、3個あるでしょうけど(ただし、いよかん大使は道具を使わずとも指だけでむける 笑)。
私の場合は、三越でいよかんを買ったときに貰えたのですが、参考までにJAえひめ中央さんの直売所で2014年時点で210円。JA全農えひめさんでの有名百貨店・スーパーマーケットにおけるいよかん試食販売時は、無料で入手できるかもしれないチャンスです(確約はありませんが)。通信販売で箱買いすると付いてくるケースもあるようです。
撮影ご協力 日本橋三越本店本館地下青果フロアさん 万弥三越日本橋店さん
撮影掲載ご承諾 JA全農えひめさん
ここからは実践編。
ほんとだ、簡単簡単。複雑なカットをする場合、素人のフルーツナイフだと中の薄皮を(自分の指の皮も)切ってしまいそうですが、これだとその心配はありません。
水平カットであると、無理に指を入れようとして変形させてしまい、中のさのうがたくさん潰れてしまう恐れがあります。
しかし、山型カットならば、鋭角の箇所から指を入れやすくなり、皮をむきやすくなります。かつ、皮をむいた後も、中のいよかん本体は球体を保ったままで、皮も美しく半球体を保ったままなので、お客さまへの試食にも十分使用できるという仕組みのようです。
紙皿に直接薄皮をむいた可食部を平坦に盛ると、紙皿にドリップ染み出て水分が奪われるとともに店舗内の乾燥した空気に触れる面積が多くパサパサしていきます。そのため、紙皿をラップで覆う必要があります。
一方で、むいた皮に盛ると、可食部同士と皮とが接触することで空気に触れる面積が減り、皮のほうの水分が乾燥を防いでくれるので、みずみずしく新鮮なままお客さまのお口に入る(さらに皮のほうの良い香りも可食部に移っている)という効果が期待できそうです。
舌の肥えた人に対して「おいしい!」と言っていただく(そして購入に結び付ける)には、いろいろな工夫があるのだなあとまた勉強させていただいた次第です。
ということで、愛媛いよかん大使さんも、日本橋三越本店では紙皿を使うことなくむいた皮に可食部を盛って試食PRしていたのでした。
薄皮カッターも付いています。
これで完成です。
愛媛いよかん大使さんが手にしていた本物に近づけたでしょうか。